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「水戸黄門」の撮影に参加 時代劇は大好きだけど… 今のテレビでは難しい?

 先月、京都の太秦にある東映撮影所に行って、武田鉄矢さんが主役の時代劇ドラマ「水戸黄門」の撮影に参加したんだ。旅籠(はたご)の番頭役でセリフは宮崎弁。BSで来年にオンエアされるらしい。

 撮影はかつらや衣装を合わせてやったんだけど、結構な時間がかかる。しかもボクの存在感が悪徳商人みたいにあり過ぎて、「おかみさんの後ろで小さくなっていてください」と言われちゃったよ。まあ、プロフェッショナルな皆さんにサポートしてもらったから、いい出来に仕上がっているんじゃないかな。

 撮影所では長老クラスのベテラン殺陣師さんから、「ぜひ高須院長を主役にして時代劇をやりたいですね」と言ってもらえた。

 「でも殺陣とか難しいでしょ?」とボクがもらすと、「いやいや、私たちがフォローすれば大丈夫ですよ。大スターな方だと、そこに立っているだけで雰囲気が出て成立しますから」だって。そういえば、以前に浅香光代さんからも「ぜひ私たちの舞台に出て。ただ立って適当にしてくれれば、私たちが何とかするから」とお願いされたことがあったっけ。

 ただ、聞いた話だとテレビ時代劇はなかなかスポンサーがつきにくいんだってね。たしかに地上波で時代劇を見かけることはほとんどない。あるとしたら、昔やったドラマの再放送だ。俳優さんたちは一生懸命にやっているのに、寂しいかぎりだよ。

 ボクは昔から時代劇が好きなんだ。松平健さんの「暴れん坊将軍」もよく見てたよ。あとは勝新太郎さんが映画やテレビでやった「座頭市」。ボクとしては黒澤明さんの時代劇映画よりも面白いと思うね。勝さんといえば、時代劇じゃないけど「兵隊やくざ」も良かったなあ。

 水戸黄門も大ファン。とくに東野英治郎さんの初期シリーズは、1話完結じゃなかったり、黄門さまだと言っても信じてもらえなかったりと、まだスタイルが確立されていないゆえの面白さがあった。ビデオテープで全部持っているよ。

 その後の水戸黄門はシリーズが続くにつれ、おなじみのパターンが形成されていった。現代の視聴者から見ると、やっぱりマンネリなのかもね。それに昭和の時代劇は差別用語だらけだったけど、今だったら全部放送禁止になっちゃうし。

 やっぱり今のテレビの枠組みで面白い時代劇を続けるのは難しいのかなあ。

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「大炎上」(扶桑社新書)。

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