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炎上トラブル多く… 人気商売の芸能人とネット界は相性よくないかも

 誰もが気軽に利用できる分、炎上トラブルも多いのがインターネットの世界だ。目立つのは、何かと投稿が批判にさらされる芸能人のSNS。投稿を削除せざるを得なかったり、炎上したことがニュースとして取り上げられてネット上でまた拡散されてしまう。彼らはテレビなどの仕事への影響も考えなければいけないから、こうしたトラブルは極力避けたいところだろう。

 芸能人のブログやSNSの投稿に過剰反応するような人たちは、何にでも文句をつけたがるような人たちなんだから削除する必要はない、というのがボクの考え。ツイッターでよく炎上しているボクなんかは、「開き直ってしまえばいいのに」と思うよ。

 なぜなら、愉快犯的に楽しんでいるユーザーもいるからだ。人気商売で好感度が大切な芸能人とは、あまり相性が良くない。まあ、利用規約を守らずに誰かの人格を傷つけるような投稿をしたのであれば話は別だけど。

 ボクもツイッターでは日々いろんなアカウントから攻撃を受ける。脅迫めいたことだったり、はっきりと「殺害予告」を受けたこともあったよ。でも開き直っているから全然平気。最近は味方のフォロワーさんが援護射撃をしてくれるから心強いよ。

 一方で、ユーチューバーのように、ネット上での投稿そのものを商売にしている人たちがいる。クリック回数をかせいで収入を得ている人たちだ。彼らはとくにテレビ番組の制作ノウハウを身につけているわけでも、ネームバリューのある芸能人だったわけでもないんだけど、いまや子供たちにとってあこがれの職業の一つになっている。

 みんなの注目を集められるような企画を自ら考えて撮影するユーチューバーや生放送配信者は体力が必要だ。大きな会社組織の中で作るテレビやラジオ番組と違って、個人でずーっと継続して投稿し続けなきゃいけないんだからね。

 でも、彼らもまたネットトラブルと無縁じゃない。しかも芸能人の炎上どころじゃなく、アクセス数を何とか稼ごうと過激な撮影をして逮捕されてしまった人もいる。

 では、コンプライアンスなどをしっかりと身につけて“自主規制”にも敏感な人、あるいは芸能界で活躍した知名度のある人であれば、いいコンテンツが生み出せるかというと、それもまた微妙な気がするんだ。

 ルール無用の格闘技と同じように、野放しならではの面白さがネットにはある。良質かどうかよりも、いかに面白いかが第一だ。だからこそ炎上トラブルが多いんだけどね。

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「大炎上」(扶桑社新書)。

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