zakzak

記事詳細

ZOZO前澤社長の「野望」と「株価」 お金が余ってるなら社会貢献も…

 最近何かとお騒がせなのが、ZOZOTOWNを運営している前澤友作社長です。以前からタレントとの交際、バスキア作品を123億円で落札したことなど超派手なセレブ生活を、これ見よがしに公開し、世間の妬みと顰蹙(ひんしゅく)を買っておりました。

 そのバブリーぶりは、ロシアW杯の頃から加速し、自家用ジェット機でフランス入り。女優、剛力彩芽と超プラチナチケット「オフィシャルホスピタリティ・プログラム」で観戦したとかで、また炎上。

 これで懲りたと思ったら、今度は2023年に、月を一周するプロジェクトを発表。投資額は何百億円となる模様で、もはやこれは笑うしかないです。どうぞ、お好きに。

 ただ偉いのは、まだ宇宙旅行って、リスク高いじゃないですか。それを意に介さないあたりは、なかなか度胸あると思いました。ヴァージン・グループの創業者、リチャード・ブランソン氏あたりを、仮想キャラクターとして目標にしているのでしょうか。

 それにしても、こんだけ豪快にお金を使っているのに、あのちょび髭はなんとかなりませんか。あれは「ぴんから兄弟」の“宮史郎髭”じゃありませんか。「女のみち」が十八番(おはこ)とか、言わないでくださいよ。

 とまあ冗談はこれぐらいにして、前澤社長が一番気にかけているのは、恐らく株価でしょう。時価総額1兆円と言っているが、前澤社長が率いるスタートトゥデイ(10月1日からZOZOに社名変更)の株価は、夏をピークにだだ下がりでした。この原稿を書いている9月末現在、ピーク時の3割以上も減っています。つまり数千億円が吹っ飛んでいます。

 新興企業はガンホーやグリー、ミクシーなどを見て分かるように、一発当てたら、その儲けで3年ぐらい稼いで、あとは次のヒットがないとジリ貧になるのが通例です。

 ファッション通販サイトとして、国内需要のピークは過ぎているというのが株業界の見立て。だから月旅行の発表当日も株価は半日ぐらい上がっただけで、すぐ戻ってしまう。今後は世界進出と「ゾゾスーツ」の浸透が鍵でしょう。

 先日発表した、千葉でアメリカPGAツアーを開催し、タイガー・ウッズを呼ぶ案は、グッドアイデアだと思います。このように地に足をつけた事業をやらないと。今後、子供食堂1000軒、応援プロジェクトとかさ、そういうのをやってくださいよ。お金余ってんでしょ。お願いします。

 ■木村和久(きむら・かずひさ) コラムニスト。本連載と日刊SPA!の連載をまとめた近著「50歳からのかろやか人生」(雷鳥社)が発売中。

関連ニュース

アクセスランキング