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ミポリン&黒木瞳について… フジ系ドラマ「黄昏流星群」原作者の弘兼さんを直撃

 熟年世代の青春を、もう一度というドラマ、「黄昏流星群」(フジ系木曜夜10時)が、じんわり面白いので紹介します。

 ドラマの筋書きは、大手銀行に勤める瀧沢完治(佐々木蔵之介)が出向の憂き目にあい、工場勤務となる。完治の妻は真璃子(中山美穂)。さらに旅先で出会った品の良い夫人、目黒栞(黒木瞳)と偶然再会し、逢瀬を楽しむ。つまりミポリンが奥さんで、浮気相手が黒木瞳って、話ができ過ぎやろ~。

 とにかく女優陣が豪華過ぎます。特に黒木瞳は食堂のおばちゃん役ですぜ。黒木瞳が工場地帯の食堂で働いていたら、毎日通うおやじが多数現れ、食堂でドンペリを頼みそう。

 そもそも原作は、どう描いていたのか。弘兼憲史氏の漫画を読んでみた。1995年から「ビックコミックオリジナル」(小学館)に連載されており、今回ドラマ化をしたのは、単行本1巻に収められられている「不惑の星」というシリーズで、過去にも何度かドラマ化した、鉄板ネタである。

 漫画を読むと、食堂のおばちゃんは、品はあるものの、ふくよかで、どっから見ても、ただのおばさんである。

 3話目で、完治が接待ゴルフをして、スーツ姿でゴルフ場を走り回るシーンなんて、ほとんど描かれていない。話としては面白いけどね。ドラマ化にあたって、だいぶ脚色を加えているようだ。

 というわけで、原作の弘兼さんに直接、ドラマの感想を聞くことにした。現在ゴルフ雑誌で一緒に仕事をしているので、時々会えるのだ。

 弘兼「3話目を見たけど、佐々木蔵之介さんがスーツ姿で、コースを走り回るのは、ちょっと演出過剰かな」

 なんと弘兼さんは、ドラマ化に当たり、内容を全部任せており、本人も一視聴者として楽しんでいるのだ。ミポリン&黒木瞳のキャスティングも。

 弘兼「本当のリアルなおじさんや、おばさんをテレビに出しても、仕方ないからね。夢があっていいんじゃないかな?」

 ミポリンが娘の彼氏と、つきあいそうになっていますが。

 弘兼「そこは気になるね。どうなるんだろうか」

 実は原作の方が、もっとドロドロしてますけどね。これはドラマ&漫画、どちらもイケますよ。

 ということで弘兼憲史の流儀は、「寿司のオーダーと漫画のドラマ化は、お任せに限る」ということで、みんなで続きを見ましょう。

 ■木村和久(きむら・かずひさ)  コラムニスト。本連載と日刊SPA!の連載をまとめた近著「50歳からのかろやか人生」(雷鳥社)が発売中。

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