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ローラの『政治的発言騒動』 企業、広告側のホンネは「困ったなあ」

 先日、国民民主党の原口一博さんたちと米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先である辺野古を視察してきたんだ。実際に海域のサンゴを観察したりね。原口さんとお会いするのはこれが初めてだったけど、とても勉強になったよ。

 辺野古をめぐっては、昨年にモデルやタレントとして活動しているローラさんの「政治的発言騒動」というのがあった。彼女が埋め立て作業を停止するための署名をインスタグラムで呼び掛けて、ネット上では彼女の政治性を帯びた投稿に「CMが打ち切りになってしまうのでは?」といった声が飛び交ったんだ。

 これについては賛否両論があって、大王製紙の前会長、井川意高さんはインターネットテレビ局Abema(アベマ)TVの番組で「スポンサーからしたら大迷惑」と発言していた。CMに出演しているタレントさんが政治的な発言をすることで、反対意見を持つ人が商品を買わなくなるのではないかということだ。

 ボクも基本的には井川さんと同意見。ツイッターに「僕がスポンサーなら降ろします」と投稿した。まあ、大企業のトップでこんなことを公言する人はいないだろうけどね。

 ただ、ローラさんを擁護する意見がある一方で、スポンサー企業側にとっては井川さんの言葉こそが本音なんじゃないかと思うんだ。彼女を起用したいと思っていたけど「困ったなあ」と悩んでいる企業や広告関係者も多いというのが実際のところだろう。

 高須クリニックがテレビの番組スポンサーになるのには2つのパターンがある。1つはボクが「面白い!」と思ったり、出演者と約束した上でやるタニマチ的なもの。もう1つは広告代理店さんから提案されたもので、これは番組の平均視聴率と値段とを分析した上で決まるから完全なビジネスだ。

 ビジネスとしてやる番組に関しては、ボクも視聴率を気にすることもある。そもそもCMは合間合間に流れるだけのものだし、低視聴率なのに高い金額を払い続けているようでは、割に合わないしね。

 例えば視聴率の悪い深夜番組を100本やるより、たくさんの人が見てくれる番組でCMを出した方が効果的でしょ?

 まあ、ボク自身が番組に出演する場合は、収録現場での発言によって扱いが変わってきたり、放送後にネットニュースになって拡散されたりするんだけどね。

 それはそれで、また別次元の話なんだ。

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「大炎上」(扶桑社新書)。

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