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ゴーン事件めぐる報道…何の役にも立たないお祭り騒ぎ 世論は政府と日産の注文通りに!? (1/2ページ)

 カルロス・ゴーン氏が保釈されるや、案の定、メディアがゴーン氏の保釈生活の一挙手一投足を監視し始めた。

 そのレンズが見ているものは、まるで今にもゴーン氏がヘリコプターで逃亡を図るか、路上で中東の関係者と待ち合わせて秘密の立ち話をし始めるか、を期待しているようでもある。

 もちろん、そんなことは起きるわけもなく、家族と買い物や外食、散歩をするだけだろう。

 それを追いかけ回して、一体全体どんな新しい真実に近づくのかと私などは首を捻るが、当のメディアは、そんなことは百も承知だという。

 真の目的は“真実のナンチャラ”などと高潔なことではないのだ。その私生活の映像を単に大衆が欲しているからなのである。しかしそれでは単なるパパラッチと変わらないではないかと私は言いたいが、メディア側も不景気のあおりでそんな余裕はないのだろう。

 百歩譲って、芸能人のくだらないスキャンダルならそれでもいいだろう。芸能というのは、芸だけではなく、スキャンダルも含めての存在だ。

 だが今回の事件は、芸能人の下半身事情とは訳が違う。私たちの社会構造にも関係するような、もっと大きなモノが関わっているのは明白なのだ。

 この事件、強欲外国人社長の、給料泥棒騒動だけではないはずだ。現にこの事件ほど、ルノーvs経産官僚天下り利権などと「国際的な陰謀説」や「国策捜査説」が飛び交っている事件は昨今聞いたことがない。

 経済関係者や法律の専門家が、今回のゴーン逮捕に対して、いくつもの疑問点をハッキリと発信しているのだが、意外にもそういった「難しい話」は世間ではイマイチ受けがよろしくない。

 とにもかくにも、強欲な外国人社長の、天文学的なズル商売という分かりやすいストーリーに終始しているのだ。

 難しい大事な話をすっ飛ばしてしまうところに政府と日産の注文通りに世論が動いているのではと疑念を抱いてしまう。その先にはもっと恐ろしい迷宮が広がっていると、どうして世間は疑わないのであろう。

 これは森友学園問題の理事長に対するメディアの扱いでも同じで、当事者を「オバケ扱い」することで、お祭り騒ぎに終始してしまい、結局、大事なことは何にも分からないまま、世間の興味が引いていくというパターンである。

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