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マトリ、次のターゲットはジャンキーレベル「X」!? ピエール瀧逮捕に音楽業界で“芋づる”も

 「言っとくけど、俺はコカインやってないよ(笑)。けど、瀧がパクられたのは意外だった。あいつがやられるんだったら、それこそジャンキーレベルのX(仮名)が捕まらなきゃおかしいでしょう」

 さも当然といった顔でこう語るのは音楽関係者。コカインを使用したとして逮捕されたピエール瀧容疑者(51)を取材すると周辺から異口同音に飛び出すのはあるミュージシャンの名前だ。彼の具体的な薬物エピソードは筆者もこれまでたびたび耳にしたが、捜査の手が伸びるかは現時点ではわからない。

 「ピエール瀧がコカイン使用の疑いで厚労省の麻薬取締官に逮捕されたのが3月12日。その1週間後に瀧にコカインを譲渡したとして48歳の女が逮捕。薬物捜査は次のターゲットを油断させたり泳がせたりするので、慎重を期すため時間がかかり、1年後に売人が逮捕というのはざらにある話。世間が考えるようにいともたやすく“芋づる式”とはならない。そう考えると今回は展開がはやいので、すでに証拠があって目星はついている。近々新たな大物逮捕者が出てくるかもしれません」(社会部記者)

 3月19日、厚労省麻薬取締部に逮捕されたのは横浜市に住む通訳業の田坂真樹容疑者。瀧容疑者が逮捕された前日の3月11日に、横浜市のコンビニ駐車場で、瀧にコカインの入った包みを手渡し代金数万円をもらった疑いが持たれている。

 田坂は「中身がコカインとは知らなかった」と容疑を否認しているが、2人はLINEを使って薬物の取り引きをしていたことがわかっている。昨年秋からの麻薬取締部の内偵で、両容疑者の交友は確認していたようだ。

 「若い頃、田坂さんは都内のレコードショップで働いていて、電気グルーヴが結成した1989年頃から音楽を通じてピエールさんや石野卓球さんと仲良くなり、友人関係が続いています。彼女は英語が堪能なため、通訳としても活躍していますが、テレビ東京の人気番組『YOUは何しに日本へ?』でもディレクター兼通訳として番組に参加しています。テクノミュージックが好きでよく海外のフェスにも行っていると聞きました」(田坂容疑者の友人)

 100万人規模のレイブパーティにメーンアクトとして招聘されるほど人気のある電気グルーヴのメンバー、瀧容疑者。捜査当局はそうした音楽関係者に捜査の照準を合わせているようだ。

 「欧米なんかではパーティーでエクスタシー(MDMA)やコカインをやるのはいわば常識。それを日本に持ち帰ってしまうと当然アウト。まあ、やめられなかった瀧の気持ちもわかるんだけどねえ」(前出・音楽関係者)

 捜査の行方に注目したい。

 ■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』を出版。

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