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忘れられない1973年を思い浮かべ…2020年「麒麟がくる」圧倒的映像に“悶絶”

 始終ニュース番組を見ている。見るというより「歴史を目撃」していると言ったほうが正確かもしれない。録画してでも見逃さないようにしている。

 可処分時間のかなりの部分をニュース視聴に割き、気が付いたらTBS『恋はつづくよどこまでも』も日本テレビ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』も最終回が過ぎてしまった。残念無念(かどうか)。

 というわけで、数少ない持ち駒から今回と次回は大河ドラマ『麒麟がくる』を取り上げざるをえないので、あしからず。

 真っ先に頭に浮かぶのは、やはり斎藤道三の娘で織田信長に嫁ぐ帰蝶(濃姫)。といっても、降板した沢尻エリカ被告でも、代役の川口春奈でもない。松坂慶子だ。1973年の大河『国盗り物語』で同じ濃姫を演じた当時20歳の松坂が尾張にこし入れする姿のなんと美しかったことか。

 道三は平幹二朗(今回は本木雅弘)、信長は高橋英樹(染谷将太)、光秀は近藤正臣(長谷川博己)。みな、目に焼き付いている。

 その「1973年」は忘れもしない「日本沈没」とオイルショックの年でもあった。

 同年3月20日、小松左京のSF小説『日本沈没』発刊。大ベストセラーとなり、年末には映画が公開。その小松が64年(東京五輪開催!)に書いた小説『復活の日』がいま、話題になっている。新型ウイルスで人類の大半が絶滅する話で、80年には草刈正雄主演で映画化された。

 73年秋には第4次中東戦争勃発で第1次オイルショックが起こり、店頭からトイレットペーパーが消えた。

 それらのリアルを踏まえ、『麒麟がくる』を見る。オープニング映像は大河史上屈指の出来だろう。ジョン・グラムの音楽にのって、画面いっぱいに覆う火炎の中を超スローモーションで疾走する馬と武者のシルエット。映画『シン・ゴジラ』のプロモーション映像と見まごうほどの迫力だ。そこに長谷川博己(シン・ゴジラ主演!)ら出演者の明朝体のフォントがかぶさる。悶絶(もんぜつ)ものだ。つづく。(新橋のネクタイ巻き)

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