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“チンペイさん”の話芸と世界観が爆発 BSフジ『タビムラシンジ』(29日午後2時)

 日本を代表するアーティスト、谷村新司の新しい旅番組だ。宣伝文句には「人類の旅のカタチは、ディープな心の旅の世界にダイブしていく時代を迎える」とある。果たしてどういうことか。

 旅番組でありながら、まったく移動しないという。なのに、世界の果てまで旅をする楽しさをお茶の間と共有するというのだ。

 「タビムラ先生」こと谷村と、女学生役の中川翔子と書生役の脚本家、大倉利晴氏が、「地球と地軸の関係からひもとく人間の感性とは?」や「音階を感じることでみえてくる宇宙と人間のつながりとは?」、さらに「日本語が持っているチカラとは?」などを語る。

 スケッチブックを片手に、人間が持つ五感と六感を刺激する新感覚の旅のスタイルを届けるのがタビムラシンジ流だという。つまりは谷村が、そのトークで独特の世界観を爆発させるということなのだろう。

 筆者は、谷村の深夜ラジオで育ったひとりだ。小学生の終わりから、中高にかけて『MBSヤングタウン』を結構、一生懸命に聴いていた。

 特にチンペイさん(谷村の愛称)がバンバン(ばんばひろふみ)とのコンビで担当していた金曜日は、リスナーへの呼びかけも多かったことから影響力も大きかった。

 チンペイさんのシングルの売り上げを上げるために、リスナーが行動を起こす『ドラゴン作戦』。放送翌日には、教室の後ろの黒板に「ドラゴン」の文字がよく書き込まれていたものだ。聴いていた人には分かるネタというわけ。

 あの頃は、チンペイさんがあの声とあのトーンで語るうんちくに聞き入ったものだ。今考えるといかがわしい内容もあったと思うが、やはりチンペイさんの説得力は相当なものだった。

 まさにこの番組は、そんなチンペイさんの話芸が楽しめるというわけだろう。これは見逃せない。(F)

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