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「スナック玉ちゃん」も臨時休業 新型コロナで夜の街は沈没危機

 東京五輪の延期が決定した直後、お笑い界の重鎮である志村けんさんがお亡くなりになりました。新型コロナウイルスに感染してからのあまりにも早い死去に、日本中が言葉を失い悲しみにくれました。街から人が消え、日本からお笑いの大きな火が消えてしまった。志村さんも今こそお笑いの力で日本を元気にしなくてはならないという、この稼業の使命を強く持っていたことでしょう。お悔やみ申し上げます。

 偉大なる人は去ってしまいましたが、日常は続き、コロナウイルスはたくさんの人の生活や健康や生命を奪い確実に自分に近づいてきています。しっかりとした衛生観念を持って日々暮らしていたとしても、3つの「密」が加わると感染の可能性が大きくなるといわれています。

 その(1)密閉空間(2)密集場所(3)密接場面-を残念ながら満たしている場の代表が、夜の店なのです。バー、キャバクラ、カラオケ、ナイトクラブ、そして私も経営しているスナックも、もちろん含まれています。

 小池百合子東京都知事から、感染拡大を防ぐために夜の街への自粛が呼びかけられました。夜のお店を経営している以上は、お客さまを招くことができなくなり、私の経営する「スナック玉ちゃん」も12日まで臨時休業することになりました。

 オープンしてたった3年ですが、商売を続けてきて今回ほどの「耐え難きを耐え忍び難きを忍び」の状況は初めてです。赤坂店のみならず大阪店や錦糸町店も一緒に耐えることになりました。お店を楽しみに来てくださるお客さま、そして、何よりも従業員たちにも感染の脅威が近づいてきた以上は営業を続けるわけにいきません。

 お店の経営には家賃や仕入れ代、経費、そして従業員には当然のことながら給料が発生しております。その給料により従業員たちの生活は成り立っているのです。臨時休業中の生活保障も経営側が担わなくてはなりません。経営を直撃する事態ですが、背に腹は変えられません。

 私のお店でもこういう非常事態になっているのですから、世の夜のお店の経営者さまたちも相当な打撃を受けているはずなのです。ここは、私も体力のある限り踏ん張りますから、全国の夜のお店の経営者の皆さま、まずは努力、そして努力のかいもなければ「補助金」「助成金」などを利用してこの塗炭の苦しみを乗り切りましょう。

 ライブもロケも中止や延期になり私の周りも船底に大きな穴が空いてしまった状態です。私が少しばかり協力したいと思って顔なじみのお店に飲みに行こうと出かけようと思っても、なんせ夜の外出自粛となっているので、家でジッとしているしかないのです。

 あ~、このままではコロナのせいで夜の街が、そして私たちが沈没してしまいます。

 この状況を土俵イッパイうっちゃることができるでしょうか? それとも既に土俵を割ってしまっているのでしょうか?

 「行事軍配はコロナを上げましたが、差し違いで人類の勝ちとなります」になることを祈って、必死で生きていくしかないのか~。(玉袋筋太郎)

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