【高須基一朗の“瞬刊”芸能】伊勢谷友介よ、ヒース・レジャーになるな! 薬物に頼らず演技力で闇を演じてほしい - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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伊勢谷友介よ、ヒース・レジャーになるな! 薬物に頼らず演技力で闇を演じてほしい

 俳優の伊勢谷友介(44)が大麻取締法違反の現行犯で逮捕され2週間が経過した。当初、公開が不安視された新作映画もお蔵入りは免れた。

 逮捕直前に撮影を終えていた吉永小百合(75)の主演作「いのちの停車場」(2021年公開)をはじめ、10月30日に公開が迫る「とんかつDJアゲ太郎」などで、伊勢谷の出演シーンに再編集せず、「作品は守る」姿勢を見せたことは良かったと思う。

 映画の配給元やテレビ局などでは薬物で逮捕された役者の処遇に変化が起きつつある。

 少し前には、沢尻エリカ(34)やピエール瀧(53)らの事犯で慌ただしい動きがあった。「アナと雪の女王2」で、人気キャラの雪だるま「オラフ」の声が急きょ、ピエール瀧から実力派声優の武内駿輔(23)に変更され、「相当な損害額となった」(関係者)。

 一方で、ハリウッドでは、たとえ薬物依存で逮捕されたたとしても、「作品に罪はない」としてきたことから、日本でも業界の常識が変化を見せている。きっかけは映画業界に大きな影響力を持つ北野武氏(73)のひとことだといわれる。情報番組でコメントを求められ、薬物には警鐘を鳴らした上で、「作品は関係ないんだけどな~」と、制作者の立場から擁護してきた。

 とはいえ、作品によっては、薬物が微妙な影を落としているのも事実。映画「ダークナイト」(2008年)で悪役ジョーカーに扮したヒース・レジャーは、薬物中毒者で有名で、過剰摂取で生気の消えかかった目が、闇の存在感を際立たせた。その結果、薬物乱用が原因となり、公開された年に28歳の若さで命を落としてしまった。

 この遺作で猟奇的な演技が高く評価され、アカデミー賞助演男優賞を受賞しているが、トロフィーと引き換えに命を渡してしまった形だ。

 鬼気迫る演技で異才を発揮してきた伊勢谷にも、どこかヒース・レジャーと同じ匂いを感じてしまう点が大いに心配だ。薬物に頼ることなく、演技力で闇を演じてほしいと切に願う。

 ■高須基一朗(たかす・もといちろう) 出版プロデューサー。父・高須基仁の下で、数多くの有名芸能人のヘアヌード撮影の現場進行を経験。代表作には、アントニオ猪木『人生のホームレス』、ミス・ユニバース『食べるフィットネス』など。格闘技雑誌の編集長などを経て、今年6月、福田明日香の大胆なファースト写真集『PASSIONABLE』をプロデュース。

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