【編集局から】大団円を迎えた「半沢直樹」 テレビ離れ進む昨今、勝因は何か - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【編集局から】大団円を迎えた「半沢直樹」 テレビ離れ進む昨今、勝因は何か

 過剰な演技に賛否の声がありながらも、ドラマ「半沢直樹」は高視聴率を叩き出しながら27日、大団円を迎えました。

 テレビ離れが言われて久しい中、勝因は何でしょう。まず、池井戸潤氏の人気企業小説から複数の原作本をワンクールにギュッと濃縮したこと。結果、視聴者の謎解きが追いつかないくらいの早いストーリー展開と、歌舞伎で大見得を切るように感情の高ぶりに時間を割いたメリハリの面白さ。さらに、旧来の予定調和なドラマにはなかった予想の斜め上をいく場面転換でしょうか。

 コロナ禍で在宅率の高さも後押ししたかもしれませんが、このところ地上波チャンネルは、気軽に契約できるNetflixやAmazonプライムといった「見放題」の有料配信に猛追されてきました。コンプライアンスやスポンサーを気遣うあまり、こぢんまりとしていたテレビには、これぐらいのデフォルメが必要だったのかもしれません。

 もはや、セリフではなく、“土下座プロレス”“大声選手権”とでも言いたくなるスポーツ感覚は、「ネットでネタバレする前に見たい」層を掘り起こし、「録画で見る派」を駆逐。地上波ドラマ制作陣による「倍返し」となりました。 (N)

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