【ぴいぷる】吉幾三 芸能生活50周年 「『酒よ』『雪國』…レコードの印税は全部飲んじゃったのよ」 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【ぴいぷる】吉幾三 芸能生活50周年 「『酒よ』『雪國』…レコードの印税は全部飲んじゃったのよ」 (1/2ページ)

 『雪國』『酒よ』といった王道演歌から、日本語ラップの元祖ともいわれる『俺ら東京さ行ぐだ』のようなコミカルな歌まで幅広く手掛ける唯一無二のヒットメーカー。芸能生活50周年を前に猛然と動き始めている。

 新曲『港町挽歌』のリリースに続き、NHK大河ドラマ『青天を衝け』では、江戸幕府第12代将軍の徳川家慶を熱演するも、このコロナ禍だけにまだ物足りない。

 「まだキャンペーンもできない。ショッピングモールとか店頭で歌いたいのよ。ファンと握手したり、ワイワイと再会を喜ぶのが大好きなのよ」

 『港町挽歌』では、思い出の詰まった北海道の港町を舞台に苦楽を共にした夫婦の姿を歌い上げる。作詞は約23年ぶりにタッグを組む里村龍一氏が手掛けた。

 「曲は10年前に作ってあったんですよ。作ったけど私、漁師じゃないし、誰かが歌えたらとストックしていて。でも、今の北洋漁業だと、母船を連れて何日も泊まりがけで漁に出ることはないらしい。われわれに近い世代は覚えているから、そういう曲があってもいいじゃないかと思って」

 メロディーにもこだわりがある。

 「『どんぶら どんぶら どんぶらこ』という部分が特に気に入っちゃって、他の詞はいいかなと(笑)。そうしたら『夜明けのスキャット』みたいになっちゃうか。ほとんど『ルルル』とかで終わっちゃうからね」

 カップリングの『二人のブルース』には、盟友に向けた特別な思いを込めている。

 「東日本大震災で亡くなった友人に向けて書いた『お前とのブルース』という曲があったんですよ。でも昨年亡くなった志村けんさんとの歌に作り直した。西麻布で朝まで飲んだ話とか、哀悼の意を歌詞に込めて。ようやくレコーディングしたけど、ステージじゃまだ歌えないと思いますよ。僕の中にね、志村けんさんが生き続けるように書いたんです」

 コロナ禍は、自らの生活にも大きな変化をもたらした。

 「僕、今、お小遣い制になりました。仕事もないし、収入もない。コンサートがないってことは現金収入がないってこと。助けてくれよ。預貯金もないですからね、全部飲んじゃったのよ。『酒よ』の印税、『雪國』の印税、レコードの印税は全部飲みました。こういうとき金がないのはね、後悔はしてないけど、情けないなぁ…」

 『青天を衝け』は、自身にとって3作目の出演となる大河ドラマだ。出演のきっかけは、脚本を務める大森美香氏の指名だったとか。

 「『誰でもできるんじゃないの? コロッケでもできるんじゃないの?』と思ったけどね。将軍役を演じるから、会う人みんなに『上様』って呼ばれるんだよ。もう、『よきにはからえ』って返すしかないよな」

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