【ぴいぷる】柳楽優弥 14歳「誰も知らない」で染み付いたイメージも…17年越しのアップデート (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【ぴいぷる】柳楽優弥 14歳「誰も知らない」で染み付いたイメージも…17年越しのアップデート (1/2ページ)

 「『役者は30代に入ってからが面白くなるよ』。監督たちがこう励ましてくれる。20代の頃より、もっと頑張らないといけないな、と受け止めています」

 先週末、31歳になった。監督たちからの伝言を肝に銘じ、2021年、猛烈な勢いでスタートダッシュをかけている。

 主演の大作映画が4本もラインアップ。当たり年といえる飛躍の1年になることは間違いなさそうだ。

 「でも、『今年は柳楽イヤーだ』なんて呼ばないでくださいよ。プレッシャーになりますから。たまたま運よく公開年が重なっただけですよ」

 照れ笑いを浮かべた。

 その主演1本目が公開中の日・仏・モンゴル合作映画「ターコイズの空の下で」(KENTARO監督)。初めてモンゴルでの長期ロケに臨んだ。

 「出演が決まったとき。『やった! これで1カ月間、海外旅行ができるぞ』と喜んでいたのですが、現地へ着いたら、とても過酷な撮影が待っていて」

 祖父の資産で東京で贅沢三昧の生活を送る青年、タケシを演じる。祖父とモンゴル女性との間に生まれた娘を探すため、モンゴルへ。現地ガイドと旅するロードムービーだ。

 「草原のゲル(遊牧民の移動式住居)で集団生活をしました。監督からは『ロケ中は絶対に鏡を見るな、携帯電話も持つな』と命じられて。携帯は、そもそもつながらないんですけどね」

 役のタケシと「すぐに同化できた」と言う。

 「突然、日本語の通じない国で旅人になる。演じる必要などないでしょう」

 大自然の中で、得たものは多かった。

 「本来、俳優として自分が持っている感覚が研ぎ澄まされた気がしました。今まで個性的なキャラクターを演じ過ぎたのかもしれませんね」

 言葉の通じないモンゴル俳優との共演で、「余計なことを考えず、自然に演じる心地良さを覚えた。現場でのこの感覚は、『誰も知らない』以来かもしれません」。

 17年前、デビュー作で作った記録はいまだに破られていない。

 14歳で主演した「誰も知らない」(是枝裕和監督)で、カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を日本人として初めて、しかも最年少で受賞し、世界を驚かせた。

 「映画俳優の頂点とも言える栄えある賞をいただき『これはスゴいことだ』と分かってはいても、正直その状況がよく理解できませんでした。だって、まだ14歳でしたから」

 こう語り、しばし沈黙した後、言葉を選びながら口を開いた。

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