【ぴいぷる】堤真一 役に染まり、役を見極め、役者になる セリフは「自分の言葉」にするくらい本気で (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

【ぴいぷる】堤真一 役に染まり、役を見極め、役者になる セリフは「自分の言葉」にするくらい本気で (1/2ページ)

 数多くのドラマ、映画、舞台で活躍している日本を代表する俳優の1人だ。演じるときは「セリフを信じること」を大切にしているという。

 「(台本に)書かれている言葉を吐くときに、その言葉そのものを信じて口に出すと、自然と役作りができるんです。たとえ、その言っていることがひねくれていても、その役が本気で言っているんだと思って、きちんと言えるようにしています」

 せりふを自分の言葉にするくらい本気で言うことで、その役になっていくのだ。他にも参考にしているものがある。

 「現場の雰囲気だったり、相手の俳優さんの示すことだったり、また衣装を通して『あぁ、そういう風に見ているんだ』とヒントをもらえたりすることがあります」

 コロナ禍による延期を経て、18日から公開される岡田准一主演の映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(江口カン監督)では、冷徹な犯罪者・宇津帆役を演じている。

 今作は、漫画家・南勝久の人気コミックを実写映画化した『ザ・ファブル』シリーズ第2作。1年間誰も殺さず普通に暮らすよう、ボスから命じられた伝説の殺し屋ファブル(岡田)は、相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹を装って、一般人として暮らしている。かつてファブルに弟を殺された宇津帆(堤)は、凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)とともに、復讐(ふくしゅう)を果たすべく動き出す。

 「アクションが楽しめるエンターテインメント作品です。岡田君のように、あれだけのアクションができる俳優は、世界的に見ても、なかなかいないと思います」

 宇津帆は、表向きは「子供たちを危険から守る」NPO団体の代表だが、裏では金持ちの親に過保護に育てられた愚息らから金を巻き上げ、殺害する危険な男だ。

 「表と裏の顔がある人物ではありますが、裏のためにわざといい人の表の顔を作っているというよりは、本気でボランティア活動をやり、自分の正当性を主張している人なんです。だから、“いつでも悪いやつ”という匂わせ方はしないようにしました」

 悪役を演じるときは、「なぜそういう人になったのかを考える」という。

 「今回の役では、『社会的には迷惑な人間からお金をとって、何が悪い』と、彼なりに正当化しているところがあり、また、彼の犯罪や攻撃的になる対象を見ると、もしかしたら母親との関係が悪かったのかもしれないとか、自分なりに考えていきました。彼のことが見えてくるほど、興味深さを感じました」

 そうやって役の本質をよく理解していくのだ。

 数々の映像作品に出演しているが、彼の中では、「舞台が原点」だと思っているという。

 「お芝居をするきっかけとなったのは、もともとは舞台ですしね。役者になろうというよりは、舞台に関わって生きていこうと思っていたところ、たまたま役者になったんです。もし役者をやっていなかったら、裏方さんでも何でも舞台に関わろうと考えていました」

関連ニュース

アクセスランキング

×