【ぴいぷる】高岡早紀、魔性は宿命 “救いようのない殺人鬼”を熱演 「リカ 自称28歳の純愛モンスター」18日公開 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【ぴいぷる】高岡早紀、魔性は宿命 “救いようのない殺人鬼”を熱演 「リカ 自称28歳の純愛モンスター」18日公開

 「なぜ魔性の女とばかり呼ばれるのかしら。褒め言葉として言ってくれるのならうれしいですよ。でも、ネガティブの意味なら…ね」

 本人はそう語る。

 だが、生き馬の目を抜く世界に身を置く女優。それなら自分がその概念を変えてやろう。そんな向こうっ気の強さをうかがわせる。

 5月に上梓した初エッセー集のタイトル「魔性ですか?」(KADOKAWA)を見て、さすがと、うなるしかなかった。

 確かに妖艶さをイメージさせる役は多い。

 巨匠、深作欣二監督の大作「忠臣蔵外伝 四谷怪談」では、19歳で“お岩さん”役を演じ、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞と新人俳優賞に輝き、衝撃的な銀幕デビューを飾った。

 「深作監督は本当に厳しくて。演技が何も分かっていない自分を知り、女優を辞めようと思いました」

 だが、ラストカット、すべての撮影が終わったその瞬間。

 「『どうだ、女優って面白いだろう!』と監督が言ってくれたんです。そこで初めて厳しさの意味が理解できました」

 女優として生きていこう-。「その覚悟が生まれた作品」とも振り返る。

 8年前の問題作「モンスター」(大九明子監督)もいまだに余韻が残る。醜い顔に悲観しながら育ち、整形手術によって美貌を手に入れ、男たちに復讐する役柄。高校生から30代まで世代を越えての怪演だった。

 「整形前の姿になるのに特殊メイクに4時間かかるんですよ。ホント大変でした」

 そして今度もまたそう。作品に向かう際、納得し、自身の心と折り合いを付けてこなしてきたが、それでも、この新作の脚本を読んで声を上げたという。

 映画「リカ 自称28歳の純愛モンスター」(松木創監督、18日公開)。ヒロインのリカは、「嫌われる要素しかない、救いようのない殺人鬼ですから」と苦笑する。

 映画化のきっかけは2年前に主演したテレビドラマ「リカ」にさかのぼる。深夜帯で高視聴率をたたき出し、話題を集めた、あの1作だ。

 「『私、雨宮リカ、28歳です』。こんなセリフを笑顔で語り、平気で人を殺す役です。放送されて評判になり、『本当にそれでいいの?』と。演じていながら、とても不安でした。ただ、このセリフを言えるのはあなたしかいない…。頼まれたら、女優として頑張るしかないですよね」

 評判が評判を呼び今春、第2弾が放送され、映画化が決まった。

 血も涙もない殺人鬼だが、不思議とリカに惹かれ、取り込まれていく。そこが怖いところでもある。

 「純愛を貫く女性としての魅力だと思う。純粋な彼女は、自分のことを絶対、悪だとは思っていませんから」と分析してみせた。

 お岩さんからモンスターを経て“最凶”のリカへ。もはやここまできたら、魔性は宿命。何だか高岡早紀のためにある言葉とも思えてきた。(ペン・波多野康雅 カメラ・寺口純平)

 ■高岡早紀(たかおか・さき) 1972年12月3日生まれ。48歳。神奈川県出身。14歳で雑誌「セブンティーン」のモデルを始め、88年、「マドラス」のテレビCMで岡田眞澄と共演し、注目を集める。94年、映画「忠臣蔵外伝 四谷怪談」で女優として高い評価を受け、トレンディードラマ「ピュア」など多数出演。現在放送中のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でも話題だ。「実は初めての朝ドラ出演なんです。念願だったのでうれしくて。改まって母に報告しました」

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