【五輪に負けるなスポーツ映画で熱くなれ】ピンポン(2002年) 窪塚洋介、井浦新らが飛びはね打ち込むフルCG試合シーン - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【五輪に負けるなスポーツ映画で熱くなれ】ピンポン(2002年) 窪塚洋介、井浦新らが飛びはね打ち込むフルCG試合シーン

 史上最強といわれる日本卓球陣。ついに東京大会の混合ダブルスで中国の厚い壁を破った。2012年のロンドン五輪で女子団体(石川佳純、福原愛、平野早矢香)が銀メダルに輝くと、16年のリオ五輪では男子シングルスの水谷隼が銅、男子団体(水谷、吉村真晴、丹羽孝希)が銀、女子団体(石川、福原、伊藤美誠)が銅と歴史に風穴を開けた。そのおかげで国内に卓球ブームが訪れた。

 では本題。温泉場の旅館にはほとんど卓球場が設置されていたものだ。本作では日本人にはおなじみの娯楽だった「ピンポン」を描く。神奈川県藤沢市に住む5人の高校生が青春を謳歌(おうか)する話。

 原作は松本大洋のコミック。『週刊ビッグコミックスピリッツ』に連載された。松本はサッカー少年だったので、最初はサッカーをテーマにしようと考えていた。しかし22人もの選手を描くのが大変だと気がつき、あまりその魅力を知られていない卓球のほうが面白いとかじを切ったという。

 本編の試合シーンはフルCGで作られている。球がスローで飛びはねたり曲がったりを見せるのに適していたからで、CGはアニメ『APPLESEED』の荒牧伸志監督によるところが大きい。

 ペコ(窪塚洋介)の戦型は右ペンホルダー、表ソフト速攻型。ラケットは使用人口の少ない日本式ペンホルダーを使っている。

 スマイル(井浦新)は右シェークハンド、両面裏ソフトカット主戦型。ラケットの両面が違うソフトラバーを張り、台から離れて下回転中心のカットで返す。

 マンガとの違いはペコやスマイルを温かく見守る先輩でキャプテンの太田(荒川良々)の性格付けだろう。原作と違ってこちらは丸坊主の太っちょでいつもバカをいうコミカルな役。

 卓球を指導したのは明治大学卓球部の平岡義博監督(当時)。だから映画でもバックをにぎわしているのも明大卓球部員だ。松本自身もチョイ役で顔を出している。

 14年にはアニメ版が放送されたが、当時ルールの改正があり、1ゲーム21点制から11点制に変わっている。またスマイルが遊んでいたおもちゃがルービックキューブから当時人気だった携帯ゲーム機になっている。

(望月苑巳)

 ■ピンポン 2002年7月20日公開。曽利文彦監督。脚本は宮藤官九郎が担当した。日本アカデミー賞では新人俳優賞に中村獅童が輝いた。

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