【エンタなう】米中に阻まれた極秘ミッションの行方は? 映画「白頭山(ペクトゥサン)大噴火」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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米中に阻まれた極秘ミッションの行方は? 映画「白頭山(ペクトゥサン)大噴火」

 実際にはあってほしくはない大災害を描くディザスタームービー。それがリアルであればあるほど、教訓が胸に刺さる。映画「白頭山(ペクトゥサン)大噴火」(公開中)は、圧倒的な映像の迫力と、国難に直面したときの人間模様が息もつかせない。

 中朝国境の活火山、白頭山(2744メートル)が突然噴火した。高層ビル群は倒壊し、漢江は荒れ陸橋は崩壊してパニックに。さらなる大噴火が起きればソウルをM7・8の大地震が直撃し、朝鮮半島が壊滅する。タイムリミットは75時間。阻止するには北朝鮮に隠された核兵器を稼働させ、地下坑道で人工爆発を起こすしかない。しかも成功率はわずか3・48%というミッションだ。

 以前から噴火を警告していた地質学者(マ・ドンソク)が政府に駆り出される。現場では命運を託された韓国軍大尉(ハ・ジョンウ)が、得体の知れない北の工作員(イ・ビョンホン)に翻弄されながら命懸けの任務にあたる。オタク的な頓知を働かせる学者。ニヒルな工作員。人間味あふれる大尉。名優3人の情に訴える演技がいかにも韓国的。そこへ無情に立ちはだかるアメリカと中国の思惑がいまの世界情勢と韓国の立ち位置を象徴するかのようだ。

 テンポと精密さで映画を荒唐無稽には見せないデクスタースタジオのVFX技術に目を見張る。それにしてもビョン様のカッコ良さには惚れ惚れ。北朝鮮にもこんな正義漢がいてほしい、という願望なのだろうか。 (中本裕己)

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