夏の終わりになると、必ず話題になるのが、河川敷などで行ったバーベキューの火の不始末や、ゴミ放置だ。大抵は若者たちがヤリ玉に挙げられるが、中にはいい年をした家族連れなどの場合もある。
美しい渓流などで有名な奈良県の天川村では、一部、モラルのない悪質な観光客に手を焼き、河川でのバーベキューの全面禁止という条例を策定した。
だが、それでもルールを無視した若者が隠れてバーベキューを行っており、問題解決にはなかなか至らないという。
こうした「バーベキュー狂想曲」は、コロナ禍前からも夏の風物詩としてマスメディアが取り上げていたが、コロナ禍での越境問題も重なり、さらに複雑化しているようだ。
私自身もキャンピングに使えるような大型のRV車や特殊なオフロードバイクを持っていて、アウトドア系の娯楽をたしなむことも多い。
当然であるが、火やゴミの処理についてはとても気を使っている。場所によっては、リスクを避けるために、ガスコンロのみで、木や炭を燃やさない選択をすることも多々ある。アウトドアにおける最大の目的がバーベキューではないからだ。
「来たときよりも美しく」
これはアウトドアを楽しむ者たちの合言葉であるが、私は何も安っぽく飾った自然への愛うんぬん、うわべだけのマナー論を言うつもりはない。
私の話をすると、アウトドアで遊んだ後、他人の残したゴミまでを持ち帰ることなどは当たり前だ。それは先輩から教えられたスタイルだが、自然保護など偉そうな話ではなく、実は利己的な目的も含んでいる。そのフィールドが荒れることにより遊び場がなくなるのを避けるために、他人のゴミも持ち帰るのだ。