仏俳優ジャン=ポール・ベルモンドの国葬がTV生放送 会場にアラン・ドロンの姿も - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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仏俳優ジャン=ポール・ベルモンドの国葬がTV生放送 会場にアラン・ドロンの姿も

 フランスを代表する俳優、ジャン=ポール・ベルモンドが9月6日、パリの自宅で88歳で死去した。9日には、パリのアンバリッド(廃兵院)で国葬が執り行われ、多くのファンが別れを惜しんだ。

 1933年、彫刻家であるポール・ベルモンドの息子としてパリ近郊に生まれ、60年、ジャン=リュック・ゴダールの『勝手にしやがれ』で主役を演じてスターダムにのし上がったベルモンドは、舞台の代表作『シラノ・ド・ベルジュラック』で来日公演を行ったこともある。

 99年に公演中に倒れたかと思うと、2001年にも脳梗塞で倒れ、体に障害が残ったものの、11年にはカンヌ国際映画祭で名誉パルムドール賞を受賞。しかも授賞式には恋人と現れるという元気な姿を見せ、誰もを驚かせた。5年前にはベネチア国際映画賞で栄誉金獅子賞を受賞した。

 アンバリッドで、国葬が執り行われたが、最近、ここで国葬されたのはジャック・シラク元大統領や歌手のシャルル・アズナブールくらい。

 マクロン大統領夫婦だけでなく、オランド前大統領夫婦の姿もあり、女優のマリオン・コティヤールやナタリー・バイの姿もあった。テレビでも生中継されたが、関係者以外に1000人の参列を認めたので、ベルモンドのファンが前夜から長蛇の列を作って、大スターの死をしのんだ。

 翌10日にはサンジェルマン・デ・プレ教会で葬儀のミサが行われた。ミサ開始の15分前、1人の男が現れると大きな拍手が起きた。アラン・ドロンだった。右手につえがあるとはいえ、しっかりした足取りだった。

 最寄りの地下鉄の駅は閉鎖され、地下鉄のアナウンスは「次のサンジェルマン・デ・プレ駅はジャン=ポール・ベルモンドの葬儀のため、停車しません」というアナウンスが流れたほどだ。葬儀には映画監督のクロード・ルルーシュや俳優のギョーム・カネ、歌手のサルバトーレ・アダモの姿があった。

 多くの浮名を流したベルモンドには元F1レーサーの息子だけでなく子供や孫がいるが、70歳で誕生した末娘のステラは、今年リセ(高校)を卒業したばかり。黒の喪服の下はスニーカーの娘の姿は多くの人の涙を誘っていた。

 その亡きがらはパリのペール・ラシェーズ墓地で、世界を魅了したフランスの大スター、ジャン・ギャバンと同じように火葬された。 (小張アキコ)

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