【ぴいぷる】久本雅美 “笑涯現役”デビュー40周年 ワハハは町中華、コロナ禍忘れて 全体公演「王と花魁」東京、大阪などで上演 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【ぴいぷる】久本雅美 “笑涯現役”デビュー40周年 ワハハは町中華、コロナ禍忘れて 全体公演「王と花魁」東京、大阪などで上演 (1/2ページ)

 「今、演じているこの舞台が最高傑作。次にこれ以上の舞台をつくることはできないのでは? 毎回そう思いながら演じてます。どの舞台でも100パーセントの力、もう全力で。だから37年間、本当にアッという間でしたね」

 日本屈指のお笑い演劇集団「ワハハ本舗」。1984年の創設以来、率いてきた看板女優の言葉は自信に満ちている。

 舞台女優としては今年、デビュー40周年の節目。昼の帯番組から夜の人気バラエティーまで、テレビで見ない日がないほどの売れっ子だ。

 「テレビも他のメディアも大好きだし、大切な活動の場。でもやはり私にとって、ワハハの舞台が主戦場であることに変わりはありませんよ」

 コロナ禍、延期されていた新作公演「王と花魁」が28日、開幕する。構成・演出は創設時からの盟友、喰始(たべ・はじめ)だ。

 「ようやく舞台に上がれます。全国で待ってくれているお客さんと会えるのがうれしくて…。じっとしていられなくて、舞台練習の前に柴田理恵の家に行き、打ち合わせしてきたところです」

 もう一人の看板女優、柴田と、最初に所属した「劇団東京ヴォードヴィルショー」を飛び出したのが37年前。同じく一緒に退団した喰らと創ったワハハに“梅ちゃん”こと梅垣義明ら個性あふれる新人が加わり、盤石な演劇集団を築き上げていった。

 「みんな60代になったのに、欠けることなく、今も舞台公演ができるなんて。本当に奇跡のよう」。しみじみと振り返る。

 全国14カ所計20公演のロングランだ。

 「体力が勝負。老いには逆らえないけど、持久力には自信があります」

 約2年前から、パーソナルトレーナーを付けて週2回、トレーニングで汗を流し、「普段もできるだけウオーキングをしています。家の遠くで車を降りて何キロも歩いたり」。

 感染防止対策も万全で臨む。「コロナ禍だからこそできる芝居もあるはず」と柴田らと演技プランを練っている。

 鼻に入れた豆を客席に向かって吹き飛ばす梅垣の芸を心配しつつ、「これまで梅ちゃんの舞台は客席でしたが、ソーシャルディスタンスで、その得意技が封じられる。次の舞台で何を出すのか? 見ものですね」と笑ってみせた。

 そもそもこの演劇集団の魅力って?

 「町中華なんです」

 そのココロは「決して高級中華ではなく、どんなメニューもある。お客さんから『いつもの奴ね』と言われたらそれを出す。おいしければ何でもいいんです」。

 あなたはOLには向いていない-。母からこう言われて育った。

 佐藤B作率いる「東京ヴォードヴィルショー」に憧れ、大阪の短大を卒業後、上京。「劇団に入れてください」と押しかけてきた迫力にたじろぎながら面接した佐藤は、「君とコンビになれそうな新人が見つかったよ」。一足先に入団していた柴田にそう伝えたという。

 「まさかB作さんの“予言”通りになるなんて。その時は想像もできませんでした」

 独立の際、同じ道へ進む喰にこう聞かれた。

 「1人になってもワハハを続けられるか?」

 「即答で、もちろん続けます。自分たちの笑いを演じるために。私も柴田も決意は固かった」

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