【ぴいぷる】SHOW-YA・寺田恵 私は「ドM」痛めば痛むほどいい音楽が 少年の心を持った熟女 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

【ぴいぷる】SHOW-YA・寺田恵 私は「ドM」痛めば痛むほどいい音楽が 少年の心を持った熟女 (1/2ページ)

 現役バリバリでボーカルを務める伝説的ガールズ・メタル・バンド、SHOW-YAが満を持して、初の世界デビューアルバムをリリースした。

 『SHOWDOWN』(ドリーミュージック)は12曲が全編英語。「私は嵐」のセルフカバー「I am the  storm/WATASHI WA ARASHI」も収録した。

 いまさらの感なきにしもあらずだが、「コロナ前と音楽の世界が形を変えた。変わらざるをえなくなった。こんな時代だから何もできないとふさぎこむよりやれる形を模索しようと思った」と力強く語る。

 ライブが無観客の配信となって、掛け声などロックに不可欠なものが消えた。だが、思わぬ副産物もあった。

 「子育て中の方、体が不自由で来られなかった方にも楽しんでいただけたし、国境もなくなった。だったら英語で出そうと。ありがたいことにSHOW-YAって、早くからテレビに出していただいたので、カメラの向こうにいる方に何をしなければいけないのか、最初は戸惑いましたが、すぐスイッチが入った」

 世界デビューにはもうひとつの意味がある。

 「私が27でSHOW-YAを辞めるとき、世界進出しようという話が進んでいて、ロスでメンバーが一緒に住む一軒家まで決まっていた。でも、体と心のバランスがぐちゃぐちゃで、音楽がいやんなった。みんなと同じ方向を見られなくて、卑劣な形で、ごめんなさいしちゃったの」

 一時は歌から離れ、やがてソロで弾き語りをし、メンバーの痛みが身に染みた。謝罪行脚の後、再結成するまで5年を要した。

 もとは、11歳でロック歌手を目指した筋金入り。姉のカレシから影響を受け、カルメン・マキ&OZの「私は風」を聴いて「この歌をうたい継げるのは私しかいない!」と思い込んだ。

 「思い込みだけで、ここまで来てます(笑)。マキさんのクセとか完コピしましたが、あるとき対談させていただき、マキさんに言われました。『自分を好きでいてくれるのはありがたいんだけど、あたしとあなたは違うからあなたは寺田恵子の歌をうたいなさい』」

 そのバトンを渡す意味もあり、後輩の女性アーティストを見る目も熱い。

 恒例となったSHOW-YA主催の女性ロックフェス「NAONのYAON」は、今年4月に東京・日比谷野外音楽堂で開かれたが、直前に無観客が決定。せめてファンとの絆を、と生配信で感想が書き込めるようにした。

 「だれのどのプレイが最高だとか、バラードのときの照明さんがカッコいいとか、ライブ中には、わからなかったことがリアルに感じられました。でも、(ステージIVのがん入院直前に出演した)葛城ユキさんのパワフルな熱唱や、初めて参加したファーストサマーウイカちゃんは、やっぱりお客さんに会場で感じてほしかった」

関連ニュース

アクセスランキング

×