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【人たらしの極意】反骨精神の砦「つま恋」は幕でも吉田拓郎スピリッツは燃え続ける

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【人たらしの極意】反骨精神の砦「つま恋」は幕でも吉田拓郎スピリッツは燃え続ける

 “フォークソングの聖地”だった静岡県掛川市の「ヤマハリゾートつま恋」が25日、一般向け営業を終了し、42年の歴史に幕を閉じた。

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 つま恋と言えば、吉田拓郎。私の実家がつま恋の近所ということもあり、青春を重ねてきた思いをこの連載で繰り返し書いた。1975年に伝説となった「拓郎&かぐや姫」つま恋6万人コンサートをはじめ、拓郎のライブ会場の関係者席には常に音楽企画プロデューサー、木下晃(あきら)氏の姿があった。

 過日、掛川市内のダイニングバー「一番地」で木下氏に会うと、「高須さん、つま恋は終わるけど、拓郎スピリッツをこの地に残したいんだ」と私に打ち明けた。

 聞けば来年4月、掛川市の旧市街地に「AKICLO(アキクロ)」という名の小さなライブハウスをオープンすることを決めたそうだ。木下氏は文化で地元に貢献してきたが、こんどは市内のJC(青年会議所)のメンバーが木下氏のサポートに動いている。

 木下氏と同い年の拓郎は70歳になった自分との向き合い方について、23日放送のNHK「SONGSスペシャル」の中でこう語った。

 「若いころはよく飲んだけど、今はワイン1杯でてんてこまい」「年とるってのは楽しいこっちゃない」と話し、《60、70代、人生はこれから》などと話す通販番組を「大うそつき」と笑いとばした。

 そして、広島から上京した当時を、「東京だ!ってえらそーにしているテレビ局には絶対にへいこらしない。負けじ魂があった」「若かった僕はすべてに腹が立った」と振り返ってもいた。

 拓郎らしい反骨精神の砦だったつま恋は無くなるが、掛川の小さなライブハウスで、スピリッツが燃え続ければそれで良い。 (出版プロデューサー)

 ■高須基仁の“百花繚乱”独り言HP=「高須基仁」で検索

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