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《zak女の雄叫び お題は「白」》ふるさと納税、返礼品目当てでもいいじゃないかと言いたいが… (1/2ページ)

 文字通りの年末駆け込みで、ふるさと納税をした。すでにご存じの方も多いと思うが、ふるさと納税は、応援したい都道府県や市区町村に寄付すると、自己負担の2000円を超える分が、住んでいる自治体の個人住民税と国の所得税から減額される仕組み。返礼品を用意している自治体も多く、実質2000円の負担で、各地の特産品がもらえるとあって、人気だ。

 私は、うすぼんやりと制度のことは知っていたものの、利用したのは今回が初めて。今年初めに取材相手と話しているときにふるさと納税の話になり、「利用しないのはもったいないよ」と取材内容そっちのけで力説され、興味を持ったのがきっかけだ。

 その後、しばらく忘れていて、実際に検討し出したのは11月になってから。いくつかある納税サイトや雑誌の特集を見比べながら、生鮮品を中心に申し込んだところ、一気に返礼品が届き、送付先にしていた実家の母に怒られた。(慣れている人は、時期をずらして寄付を申し込むそうです)

 ただ、他の自治体に納税をすると、居住地の税収は減ることになる。私がかれこれ30年以上住み、実家もある東京都武蔵野市は、地方交付税の不交付団体ということもあり、今年度、大幅な減収が見込まれているという。母も「ずっとお世話になっている武蔵野市に税金を納めないなんて…」と、あまりよく思っていない様子。減収が約13億9000万円に達した杉並区は、行政サービスが低下しかねないと訴えるチラシを配布しているという。

 最近では、年末に向けてなのか、新聞広告もよく見かける。「大感謝キャンペーン」「リピーター続出中!」などと書いてあると、お歳暮の広告かと見間違えてしまう。雑誌などでも寄付金額に対する返礼品の「還元率」が記載されている特集も少なくないし、サイトによっては、もはや通販のような錯覚に陥る。

 私が寄付先として選んだ自治体のうち、家族が一時期住んでいたところや、親戚が住んでいるところもいくつかあるものの、返礼品を見ながら「これ、おいしそうだな」と選んだところもあるので、「返礼品目当て」と批判されると、言い返せない。返礼品選びをきっかけに、いままで知らなかった街に関心を持つこともあり、「返礼品目当てだっていいじゃないか」と言いたいところだが、なんとなく後ろめたい思いもある。

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