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薬が効かない「日本カビ」増加 韓国では敗血症で死亡も…海外からの“輸入”に注意 (1/2ページ)

 日本人の研究者が「新種」として世界ではじめて発見した「カンジダ・アウリス」という名前をつけた真菌が、アメリカやヨーロッパ、アジアで流行しています。真菌は「カビ」のことなので、世界的には「日本カビ」と呼ばれています。

 このカンジダ・アウリスの流行は、カビによる感染症としては、はじめて発生したパンデミック(世界的流行)といわれています。

 この日本カビは、帝京大大学院医学研究科の槇村浩一教授が2005年に70歳の女性の患者さんの耳漏(耳だれ)から発見しました。このとき見つかったカンジダ・アウリスは病原性が低く、抗菌薬に対する耐性も持っていませんでした。

 ところが、その後、韓国、インド、パキスタン、イギリス、アメリカ、南アフリカなどの国で、相次いで日本カビの患者さんが発生しています。11年には韓国で日本カビの患者さんが敗血症で死亡しました。

 現在までにアメリカでは122人、イギリスでも200人以上の患者さんが確認されています。こうした世界的な流行は日本から広がったのではなく、アメリカやイギリスにもカンジダ・アウリスが存在していたためと考えられています。

 こうした日本カビの流行について心配なことがあります。それは治療薬が効かない耐性を持ったカンジダ・アウリスが増えていることです。アメリカでは90%以上が、カビの治療に使われている治療薬に対する耐性を持っています。

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