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ご飯、麺、パンなどを「10%減らす」糖質ちょいオフダイエットで肥満脱却

 今年も残りわずかになってきました。来年こそ、身近にできる認知症対策に本腰をいれていただきたいと切に思います。

 生活習慣病と認知症の深い関係がはっきりしてきました。肥満、糖尿病、高血圧は最たるものです。生活習慣病の改善は認知症予防の近道であることは歴然としています。認知症の発症をなるべく先送りするには、肥満からの脱却が大前提です。糖尿尿も高血圧も改善しますので、認知症を遠ざけることができるのです。

 そこでお勧めは、糖質“ちょいオフ”ダイエット。ご飯、麺、パンなどの主食を「10%減らす」という簡単なものです。ご飯ならほんのちょっと少なめによそう。すると意外にも1カ月に500グラムの減量ができてしまうのです。4カ月継続で2キロ減る、脂肪が取れてしまいます。すると、糖尿病も劇的に改善するのです。

 さらに“ゆっくり噛むダイエット”。すなわち箸置きを使いながら30回噛む。効果は絶大です。

 糖質オフダイエットは人気ですが、リバウンドしたという人も多いのが現状です。実は、糖質オフダイエットの極意は、極端なオフではなく“ちょいオフ”で十分なのです。三大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質のうち、炭水化物に含まれる糖質を控えるものです。炭水化物は消化吸収されてエネルギーになる糖質と、消化吸収されない食物繊維に分けられます。

 米、パン、麺などに含まれるでんぷん、果物に含まれる果糖、砂糖などが糖質です。食後の血糖値を上昇させるのは糖質だけで、脂質やタンパク質は血糖値には影響を与えません。血糖値が上昇すると血糖を下げるホルモンであるインスリンが分泌されます。実はインスリンには余った糖を脂肪に変えて脂肪細胞にしてしまうという困った働きもあるのです。

 糖質を控えてインスリンの分泌を極力抑えると痩せるのです。年末・年始を前にして肥満の原因は、脂やカロリーの取りすぎではないことを覚えておきましょう。お餅とミカンはほどほどに!

 ■栗原毅(くりはら・たけし) 医学博士。栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶応大学特任教授。「血液サラサラ」という言葉を提唱し、著書やメディア出演などを通じて予防医療の大切さを訴えている。

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