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ものが二重に見える…脳の異常だった 放置してきた「未破裂脳動脈瘤」手術決断 (1/2ページ)

 今年の5月、私は最新の医学の急速な進歩に驚かされる経験をしました。そもそものはじまりは、ある日、ものが二重に見えるようになったことでした。2日ほど様子をみたのですが、症状が治まらないので、後輩の眼科医に診てもらいました。

 その結果、目には異常がないということがわかったのですが、その眼科医から、ひょっとすると脳に異常が起きている可能性があるといわれました。そこで主治医の佐藤博明先生がいる東京警察病院で診察を受けることにしました。

 そこでMRI検査を受けたところ、脳動脈瘤が目を動かす神経を圧迫していることがわかったのです。そのため、眼球の動きが微妙にずれて、ものが二重に見えてしまうというわけです。その日は土曜日だったのですが、脳神経外科の河野道宏部長が幸いなことにいらして、診察を受けることができ、そのまま入院して日曜日に手術をすることになりました。

 実は脳動脈瘤があることは、以前からわかっていたのですが、手術を受けるのがいやだったので、そのまま放置していました。脳動脈瘤を放置してきたことには、それなりの理由がありました。それは脳動脈瘤を治療するための手術を受けたときのリスクです。

 このリスクについて、いまから14年前の2003年12月28日の『読売新聞』の「医療ルネサンス」には「未破裂脳動脈瘤の治療では、手術、血管内治療のいずれでも、約1%が死亡、重い後遺症は5%程度に起こる。元気な人が治療を受ける場合が多いことを考えると、危険は小さくない」と書いてあります。

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