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若旦那との日本酒談義も… 陽が高いけど一杯やりたい「蕎麦処 寿々喜」(東京・三鷹) (1/2ページ)

★「蕎麦処 寿々喜」(東京・三鷹)

 日曜の午後3時過ぎ。まだ陽が高いけど一杯やりたい…。矢も盾もたまらず、近所の蕎麦屋『寿々喜』へ。若旦那が「新酒、いろいろ仕入れましたよ」と一升瓶を並べてくれる。「どれも飲みたい」と三種飲み比べセットを頼む。ああたまらない。至福の休日昼下がり…。

 大正から昭和にかけて活躍した作家の内田百間は、近所の蕎麦屋『中村屋』をこよなく愛し、毎日正午に出前をとったという。《うまいから、うまいのではなく、うまい、まづいは別として、うまいのである。(中略)ここいらには、名代の砂場があるとか、つい向うの通に麻布の更科の支店があるではないかなどと云われても、そんなうまい蕎麦は、ふだんの盛りと味の違ふ點で、まづい。》と、「普通の蕎麦屋の普通にうまい蕎麦」について書いている。

 休日の午後、ぼーっと酒を飲み、蕎麦を食べるには中休みのない近所の街蕎麦屋さんが最高である。よく蕎麦好きには「蕎麦そのものが好き」な人と「蕎麦屋の雰囲気が好き」な人がいるといわれるが、私はまぎれもなく後者。そして「蕎麦屋好き」はほとんどの場合、「蕎麦前で一杯」やるのが好きなのだ。

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