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《zak女の雄叫び お題は「輪」》認知症サポーターの証「オレンジリング」 (1/2ページ)

 みなさん、「オレンジリング」をご存じでしょうか。その名の通り、オレンジ色の輪。直径約7センチで、腕に付けるとちょうどいい。全国で開催されている「認知症サポーター養成講座」を受講すると、認知症サポーターの認定の証としてもらえる。

 昨年から認知症の取材をすることが増え、養成講座を受けたいと思っていた。取材で認知症についてはかなり勉強したが、地域の生活者としての視点からも、いろいろ知りたい。

 そのチャンスがこの1月、ようやく来た。近くで講座が開催されるというので、会社を半日休んで会場へ。受講生は30~60代の女性が約40人、講師は特別養護老人ホームの管理者の女性。高齢化の将来予測などが示され、認知症になっても安心して暮らせる地域をつくるために、認知症に対する正しい理解や偏見が不可欠と説明してくれた。

 いろいろ勉強になったが、一番心に残ったのは、最後に上映された宅配すし「銀のさら」の過去のコマーシャルだ。「母と子篇」とされるそのコマーシャルには、認知症の高齢の女性と同居する息子、嫁、孫が登場する。女性はおそらく30年以上前の時代を生きていて、目の前にいる大人の男性が、自分の息子であるとは分からない。「さとしは体が弱くてね…。あの子が元気でいてさえくれたら、私は何もいらないんですよ」とつぶやく。

 そんなおばあちゃんに、孫はやさしく語りかけるのだ。「さとし君は、元気な大人になるよ。優しくて、強くてさ。僕、知ってるんだ」

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