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【雪見温泉紀行】長崎県雲仙温泉でみえる「霧氷の幻想」 強酸性の個性的で力強い泉質も (1/2ページ)

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 開湯701年と伝わる長崎県雲仙温泉は、1934年に日本初の国立公園に指定されるまで「温泉岳」と書いて「うんぜんだけ」と読んでいた歴史をもち、「西の軽井沢」と呼ばれたハイランドリゾート。上海航路が1923年に就航してからは外国人避暑客が数多く訪れて発展した。

(プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ泉伝部長・板倉あつし)

 雲仙の冬は厳しい。仁田峠から国立公園初のロープウェイ「雲仙ロープウェイ」に乗り込み、妙見岳山頂を目指す。晴れた昼間でもこの時期の気温は氷点下になる。標高1333メートルの山頂には粉雪が舞い、木々には花ぼうろ(雲仙の方言で霧氷のこと)が着く。山頂からのパノラマは「雲上快晴一望千里」。雲仙普賢岳、橘湾、天草諸島、日本初のパブリックコース「雲仙ゴルフ場」、おしどりの池、諫早湾干拓堤防道路も見える。

 創業から350年、雲仙温泉最初の湯宿「湯元ホテル」の館内は、古き良き時代のレトロモダンそのもの。特注の木製カウンターや照明器具、建具やエクステリアのテラコッタに至るまで吟味され味わい深い。大正・昭和期の歌人、脚本家で伯爵の吉井勇や、ホトトギス俳壇の主宰者である高浜虚子も通ったという。

 自慢の温泉の源泉・雲仙温泉(八幡地獄)は、酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩温泉。源泉温度50・5度。PH1・8の強酸性なので加水しないと入れない。個性的で力強い湯だ。

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