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30歳の若さで亡くなった漫画家・河島光広、病床で描いた「ビリーパック」 (1/2ページ)

★ミッション(21)コートがかっこいい探偵マンガは?

 そろそろ春が予感できる季節。とはいえ、三寒四温で、しばらくコートを手放せそうにない。というわけで、今回はコートに関係ある調査依頼だ。

 「子供の頃、ハンチングにトレンチコート姿のかっこいい探偵が活躍するマンガが大好きでした。読んだのは理髪店にあった雑誌。散髪してもらいながら読んでいたら、お店のおじさんが『この人は夏でもコートなんだね』と言っていたのを覚えています。マンガ目当てでほとんど毎月決まった日に理髪店に行っていました。タイトルは忘れましたが、調べてもらえますか?」

 

 依頼人の年齢がわからないので、特定が難しいが、毎月ほとんど決まった日に散髪に行った、というところから判断して、掲載されていたのは月刊誌だろう。

 1950年代半ばから60年代半ばまで、少年向け月刊誌には必ずと言っていいほど、私立探偵や事件記者たちが活躍するマンガが載っていた。

 巨大ロボットSFマンガの嚆矢(こうし)とされる横山光輝の『鉄人28号』も当初は「長編探偵漫画」だったのである。コート姿の探偵といえば桑田次郎の『まぼろし探偵』の進くんや『月光仮面』の祝十郎探偵にもコート姿があるが、「夏もコート」というほどではない。

 そこで行きあたったのが、『少年画報』に54年10月号から連載された河島光広の『ビリーパック』だ。

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