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「首ポキッ」実は危険!? 米で『左下半身まひ』報道…関節や神経損傷の恐れも

 あなたもクセになっていないだろうか。米国で、男性が首を伸ばそうとしたところ、「ポキッ」という音がし、脳卒中を起こして左半身まひになったと報じられた。専門家によると、これは特殊なケースのようだが、肩こりや疲労の際に首を動かして音を鳴らす行為は「関節や神経を傷つける恐れもある」として危険性を指摘する声もある。

 米CNNの報道によると、米オクラホマ州の男性が首に痛みを覚え、伸ばしたところ「ポキッ」と音がした瞬間、左半身がまひをし始めたという。男性は入院治療を受けたが、治療に当たった医師は「音が鳴った際、首の骨につながる動脈が破裂してしまった」と血管が切断されたとの見方を示したという。

 これについて、「かなり特殊なケースだろう」とみるのは近畿大学奈良病院整形外科の戸川大輔准教授だ。

 「腱がこすれたり、関節が適合性のある形に戻ったときに鳴ることも考えられるが、一概に危険ともいえない」という。

 一方で、「基本的に加速度がついた動きはさまざまな力がかかる可能性がある。血管の中で固まっていた組織のかたまりなどが飛び、脳梗塞になったりする危険性はある」と戸川氏はみる。

 普段の生活でも、肩が凝ったり、疲労を感じた際に首を曲げたり、回したりすると「ポキッ」と音が鳴ることもあるが、この動作にも注意が必要だという。

 Kメディカル整体院東京神田院の黒木祐太朗院長は、首が鳴る音について「関節には滑液という『潤滑油』のようなものがあり、滑液包というシャボン玉のようなものが割れる音だ」と話す。

 「鳴らし続ければ、潤滑油がなくなり関節が滑りにくくなる。場合によっては神経を傷つけたり、ひどければヘルニアなど神経症状の要因になることもある。鳴らすことで脊髄神経に負担がかかって、まひ的な症状になることも考えられる」というのだ。

 「首ポキ」をやりたくなったときに適切な対処法はあるのか。

 前出の黒木氏は「首をポキッとしたくなるときは、デスクワークなどで猫背になって、首が前に出ていることが多い。腕を後ろで組み、肩甲骨を内側にして胸を張ることで首の可動域が広がるので、ポキッとしたくなる気がなくなるのではないか」とアドバイスした。

 一時的な快感以外のメリットはなさそうだ。

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