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猫背・巻き肩だと肩こりリスク増! 重心の位置が「後ろ側に偏る」が原因に

★痛み軽減トレーニング(3)肩の痛み2

 多くの人が感じている肩の痛みを自分でメンテナンスする方法を、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患後遺症に特化したマンツーマン型のリハビリ施設「脳梗塞リハビリセンター」の理学療法士で心臓リハビリテーション指導士の村谷元気センター長と大平大地さんに教えてもらっている。

 「肩は、他の関節に比べて自由に動ける角度も広く、関節や筋肉が複雑な構造をしています。その分、他の関節の動きが影響して肩に痛みが出ることもあります。例えば、重心の位置が偏っているだけで、その側の肩は上がりにくく、その状態で肩を使うと痛みにつながります」(村谷さん)

 それほど繊細な場所なので、痛みの原因もいろいろな要因があるという。

 前回は、肩が痛い人に多い「肩関節周囲炎」(五十肩)のほぐし方とインナーマッスルの鍛え方を紹介した。今回は、肩関節周囲炎で肩が上がらない症状と、肩こりや首こりの対処法を教わる。

 <上がらない肩を上げる方法>

 「腕を上げたとき、肩の前側に疼痛がある場合は、上腕二頭筋の柔軟性低下が原因のことが多いのでその対処法を覚えます」(大平さん)

 (1)肩側から上腕二頭筋をつかみ、硬いところをほぐす

 (2)次に、そこを軽くつかんで左右に動かす

 <肩こり、首こり>

 「肩こり、首こりは、重心の位置が後ろ側に偏っていることが原因で起きやすくなります。重心の位置が後ろになると、前後のバランスを取るために首や肩甲骨が前に出ます。そのため、背中側の肩の筋肉が引き延ばされて、逆に胸の前側の筋肉が縮まります。いわゆる『猫背、巻き肩』です」(村谷さん)

 椅子の座面が柔らかいと骨盤が後傾するため、猫背になりやすい。座り仕事の多い人は気をつけたい。猫背は、胸の前側の筋肉を開く運動をして修正する。

 (1)壁に手を付いて、肩を水平に外に開く

 (2)手をつく位置は、腹の高さ、肩の高さ、頭の高さの3通り

 (3)いずれもゆっくり深呼吸をしながら行う。胸の付け根をストレッチする運動だが、刺激が強いので痛みがあれば無理して行わない

 「今回お伝えしたのはあくまでも対処法やストレッチ法の一部です。痛みの出る場所や痛み方などの症状は多岐にわたるので、原因を明らかにして治療することが重要です」(大平さん)

 肩に痛みがある場合は絶対に無理には動かさず、痛みがなくなってから運動しよう。

 次回は、「膝の痛み」の対策を紹介する。(松本佳代子)

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