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朝の“ダル~い”感覚…放置すれば老化も加速!? 長いも・自然薯で「腎」の働き強化を

 ■連休明けのダル~い重~いを何とかしたい

 今月2回目の連休も終わってしまいましたね。朝から憂鬱な気分で無理やり目を覚まし、そのままやる気がない状態で過ごしている人もいるのでは?

 体が重く、動きが鈍い…といった疲れた状態では仕事に行くのもイヤになりますよね。朝からだるい、やる気が出ないという人は、副腎が疲労しているかもしれません。漢方医学では、これを「腎虚(じんきょ)」と呼びます。他にも「腎虚」には、成長、老化、生殖の働きを低下させたり、水分代謝を低下させたり、耳鳴り、腰痛などを感じさせたりする特徴があります。全身的な不調を感じる前に対策をとりましょう。

 ■副腎疲労がだるさ、やる気喪失の元凶

 まず、副腎という臓器の働きをお伝えします。副腎は、ホルモンの分泌、血糖値のコントロール、免疫機能、炎症反応などさまざまな機能をもっています。

 そして、ストレスを感じると分泌されるコルチゾールというホルモンも副腎から分泌されるのですが、これにより副腎が酷使され続けると副腎が疲れてしまい、生活のさまざまな部分で支障をきたし始めます。やる気を出したいときに分泌されるアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどのホルモンも副腎から分泌されるためです。

 さらに、副腎では私たちにとって大事な若返りのホルモンであるDHEA、テストステロン、エストラジオールなどの女性ホルモンや男性ホルモンを作っています。そのため、副腎の疲労を放置しておくと、朝のだるさや、やる気の喪失だけではなく、老化が加速してしまうのです。

 ■漢方で考える朝のだるさ、やる気喪失

 冒頭ご紹介したように漢方医学で、だるさ、やる気の喪失を指す「腎虚」という体質。「腎」は夜の臓器とも呼ばれ、「腎」のためには、睡眠をしっかりとることが非常に大切です。

 午前中弱く疲れやすいタイプの人に限って、夜になると元気になりスマホやタブレット端末、パソコンなどに夢中になる傾向があります。頭が興奮してしまったり、ブルーライトが与える影響で睡眠のリズムを乱してしまったり、という原因となりかねません。悪循環に陥らないように気をつけましょう。

 ■だるさを絶つための食材

 「腎」の働きを強化し、若返りのホルモンを作る食材のひとつが、DHEAを含む長芋や自然薯(じねんじょ)です。漢方では、別名「山薬」とよばれ、「腎」を強化する漢方薬に使われているくらいの最強食材です。

 定食屋さんやそば屋さんでは、とろろをトッピングする。コンビニではネバネバサラダを選ぶ。居酒屋では、長芋のポン酢和えをおつまみに。意識的に長芋類を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 他にビタミンC、ビタミンD、亜鉛、マグネシウムを含む食材も副腎を強化するためおすすめです。ブロッコリー、キャベツ、キクラゲ、ワカメ、昆布、ひじき、納豆、牡蠣などがあります。メニューを選ぶときの参考にしてくださいね。

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。近著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が発売1カ月で、7万部超のベストセラーに。

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