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睡眠中にふくらはぎが「あいたたたっ!」 くり返す「こむら返り」を自力で予防&撃退

 夜中、睡眠中にふくらはぎが突然つって激痛に襲われ、「あいたたたっ!」と飛び起きた経験はありませんか。この急な症状、腓腹筋というふくらはぎの筋肉が急にけいれんを起こす「こむら返り」という症状で、睡眠中や運動中に多発することが知られています。

 多くの人が日常よく経験する症状でありながら、なぜ、どういうメカニズムで筋肉がつるのか、よく知らない人が多いのではないでしょうか。

 そんなこむら返りにまつわる謎に迫り、原因・メカニズム・対処法を網羅的に紹介した新刊ムック本「こむら返り~整形外科の名医が教える自力克服大全」が好評発売中です。

 こむら返りは、簡単にいえば、筋肉が伸びて断裂してしまうのを防ぐセンサーが誤作動を起こして、筋肉を過剰に収縮させてしまう症状です。

 センサーの誤作動が起こる原因は、主に、(1)水分不足(2)体内のミネラルバランスが乱れる電解質異常(3)血流不足-の3つ。睡眠中にこむら返りが起こりやすいのは、この3つの条件が重なりやすいため、と考えられています。

 加えて、睡眠中は布団の重みで爪先が倒れて足首が伸びた状態が続きます。これにより、ふくらはぎの腓腹筋が縮んだ状態が長く続くため、腓腹筋のセンサーが反応し、「収縮せよ」という誤った命令を出すことも、睡眠中にこむら返りが多発する要因とされています。

 本書で、こむら返りが起こったときの応急処置や、くり返すこむら返りの予防法を教えてくれるのは、脊椎手術の第一人者として世界的に知られる出沢明先生(出沢明PEDクリニック院長)。

 出沢先生によれば、こむら返りが起こったときは、まず落ち着き、爪先を手で引っぱってふくらはぎをできるだけ伸ばす「ひざ裏のばし」が有効とのこと。そうすると、筋肉のけいれんが速やかに治まるそうです。

 体が硬くて手が届かない人は、ハンドタオルを足裏に引っかけて、タオルの両端で爪先を引っぱってもいいそうです。

 また、漢方薬の「芍薬(しゃくやく)甘草湯」は筋肉のけいれんを素早く和らげる働きがあり、枕元に置いておくと安心だとも。

 くり返すことが多い睡眠中のこむら返りを防ぐためにできる自力ケアとして、出沢医師がすすめるのは、以下の3つ。

 (1) 就寝前の水分補給

 (2) 就寝前のストレッチ

 (3) 爪先リフト睡眠

 また、こむら返りは、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、閉塞(へいそく)性動脈硬化症、下肢静脈瘤(りゅう)、糖尿病が原因で起こることも多く、そうした病気への対処も重要になるようです。

 ムックでは、そのくわしいやり方が紹介されているので、こむら返りに悩まされている人は、ぜひお読みください。(編集長 飯塚晃敏)

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