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ウオーキングは距離よりも「歩き方」が大切 専門家「『良くない歩き方』が足のトラブルの主原因に」

 健康のために日々ウオーキングをしている人は多いだろう。「毎日〇千歩以上」「1日〇分」などと、歩数や時間を目標にしているのではないか。だが、実は大切なのは「歩く距離」よりも「歩き方」だという。では、正しい歩き方とは?

 「歩くとひざが痛い」「腰が痛くなる」「長時間歩けない」「O脚を直したい」「外反母趾が痛い」「肩こりがひどい」「姿勢が悪い」

 --こうしたさまざまな悩みを歩き方で改善する本がある。歩行指導専門家、中島武志氏の『足・腰・ひざの痛みが消える ゆるかかと歩き』(あさ出版)だ。

 「『歩き方』を変えれば膝痛や外反母趾(がいはんぼし)が治るなんて、信じられないかもしれません。しかし『良くない姿勢』が腰痛や肩こりを生むように、『良くない歩き方』が、実は足のトラブルの主原因になっているのです」と中島氏は言う。

 多数の患者の足の痛みを取り除いてきた中島氏。しかし、良くなった患者の多くが、しばらく経つと症状を再発させる様も目の当たりにしてきた。その理由の多くは、歩き方を崩してしまっていること。

 そこで、症状が再発しないための予防法=正しい歩き方を調べる中で行き着いたのが、自身の経験を踏まえた「モルディブの砂浜を歩くのに楽だった歩き方」だという。

 足がとられ、沈み込む砂浜では力任せに歩いても、進まない。だから、「無理なく歩ける方法」を選ぶ。それが骨格の構造上自然で、負担のかからない歩き方というわけだ。

 ただし、実際にこの「ゆるかかと歩き」を行う前には「理にかなった正しい立ち方」を身につけることが必要だ(別項参照)。シンプルで、これが案外難しい。

 やってみると自分ではお尻を突き出しているような違和感があるが、鏡で見ると、体は真っすぐ。むしろ普段より姿勢が良く見える。

 実は正しい立ち方に違和感があるのは、今まで胸を反らし、お腹を突き出すような反り腰で立っていたからだという。胸が反ると、そのぶん顎を引くことになり、ひざもぴんと伸びてしまう。

 こうした反り腰の人は非常に多く、この立ち方のせいで腰痛があったり、実際よりもお腹が出ていたり太って見えたりしているらしい。

 さて、正しい歩き方が身についてからが、「ゆるかかと歩き」本番だ。

 〔1〕正しい立ち方で立ったら、その場で足踏みをする。脚はくるぶしの位置まで上げる。地面を蹴り上げる力ではなく、足の付け根の筋肉で足を上げるのがポイント。

 〔2〕何度かその場で足踏みをしたら、そのままの足の上げ方でゆっくり前進する。前に出した足に力を入れず、前足部から地面につかないよう注意。軸足のつま先と前に出た足のかかとの間は拳1個以上あける。

 「ゆるかかと歩き」をすると、いつもより足の指やふくらはぎに力が入らず、不思議な感覚だが、確かに疲れにくい。

 自分の体がどう変化するか、期待を込めてしばし続けてみたい。(田幸和歌子)

 ■正しい立ち方

 (1)足の間を拳1個あけて立つ。つま先はほんの少し外側に向ける

 (2)重心は、かかと側にかけるように意識。足の内側に重心がかからないようにする

 (3)ひざの力を抜く。ひざを反らせないよう注意

 (4)お腹を引っ込める

 (5)手は体の横に置く。太ももの真ん中に中指がくるようにする。肩が内側に寄らないよう、しっかり開く

 (6)目線はまっすぐ前を見る。顔は耳の穴と肩の真ん中が一直線につながるようにする

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