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男性のコンプレックス原因「毛包」を解き明かす! (1/2ページ)

 あなたの外見的なコンプレックスは何だろうか。肥満なら、ダイエットをすればいいし、身長のことで悩んでいるなら、逆に解決は難しいのであきらめるしかない。でも、薄毛やひげ、ニキビやニキビ痕、汗、ニオイなどの“皮膚のトラブル”だとしたら…。じつはこれらの悩みの原因に共通するのが、「毛包(もうほう)」だ。

 毛包-と聞いてもあまりピンと来ないかもしれない。しかし、男性の悩みの約9割に毛包が関わっていると指摘する、興味深い本がある。『ぜんぶ毛包のせい。薄毛・AGA ニキビ ヒゲ・体毛 ニオイ 汗』(雷鳥社)だ。

 著者で、はなふさ皮膚科院長の花房火月医師は出版のきっかけについて、こう話す。

 「かつて髪に悩んだ私が、同じような悩みを抱えている方のために、巷にあふれる怪しい話ではなく、医学的に正しい情報を知ってほしいと思って書きました。男性の外見コンプレックスの多くは『毛包』に由来しています。人はなぜ、小さな皮膚の付属器官に一生を振り回されてしまうのか…。その不思議で興味深い毛包の正体を知れば、もう不安はなくなるはずです」

 毛包とは、皮膚の付属器官で、毛根を包んでいる組織のこと。“ニオイの発生源”であるアポクリン汗腺と皮脂腺は、じつは毛包と結合していて、毛穴から皮膚表面にそれぞれ皮脂と汗を分泌している。

 男性の外見に関する大多数の悩みと毛包が関係しているのなら毛包をやっつければよさそうな気もするが、話はそう簡単ではない。なぜなら、髪、ひげ、体毛を作るのも、あるいは生きていく上で重要な役割を担っている“汗”を出すのも、毛包だからなのだ。

 毛包たちは日々、毛を作ったり、皮脂や汗を出したりと懸命に働いている。しかし、構造的弱点などがあるために、ときにはトラブルを起こしてしまうのだ。その構造的なメカニズムについて、花房医師は交通渋滞になぞらえて説明する。

 「毛包は高速道路のジャンクション、あるいは道路の交差点のようなもの。主要道路である毛包に、皮脂腺やアポクリン腺が横道としてつながっているため、流れが滞りやすくなるのです。しかも毛包は皮膚のすぐ下にあって、物理的な圧迫や刺激に弱いため、簡単に傷んでしまうこともあります」

 たとえば、ニキビは皮脂の分泌が多過ぎることが一つの原因だし、お尻や脇の下など“よく擦れる部分”にトラブルが起きやすいのも、同じ理由によるもの。

 一方、薄毛には、「男性ホルモンを活性化する酵素の強さ」と「男性ホルモンに対する毛包の感受性」が影響している。この、男性ホルモンに対する感受性の強さは部位によって異なり、AGAの場合、「頭頂部と前頭部の感受性が強い=毛の成長を妨げてしまう」というわけだ。

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