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幅広い症状にも対応できるオールラウンダー すずの木ファミリークリニック副院長・鈴木政夫さん

 日本を代表する「いちごの産地」として知られる栃木県真岡市。真岡鐡道「北真岡駅」から徒歩5分ほどの街道沿いにある「すずの木ファミリークリニック」は、2018年に開設された地域のプライマリケア(初期診療)に特化した診療所。

 昨年5月から副院長として診療に当たっている鈴木政夫医師は、かつて心臓血管外科医として4000件を超える心臓手術を執刀してきた人物。北海道・釧路の病院で広く道東全域から集まる患者の心臓を守ってきたが、栃木に一人で暮らす母親の世話をするため、メスを置いて戻ってきた。広く浅く何でも診られる「ゲートキーパー」として、地域医療の底上げに貢献している。

 心臓血管外科を専門とする前、4年間にわたって一般外科で修業を積んだ経験を持つ鈴木医師。「脳外科と整形外科以外はほぼやりました」と笑うが、その経験は現在の診療にいかんなく役立てられている。生活習慣病を含む内科系疾患全般とかぜや感染症、外科的疾患などは鈴木医師が診て、妻で院長の鈴木幸代医師は小児科とアレルギー疾患を担当。年齢に関係なく、幅広い疾患や症状に対応できるのが強みだ。

 もう一つ、鈴木政夫医師が力を入れるのが、心療内科だ。コミュニケーションを重視し、自律神経を整えていくことで、鬱傾向の人にも極力薬を使わずに快方に向かわせる。

 「一般診療とは別に、NLPという心理学を用いたカウンセリングも行っています。今後は在宅診療にも力を入れます。医療ニーズは時代とともに確実に変わっていくので、その変化に合った医療サービスを構築していきたい」と抱負を語る。

 真岡市を含む周辺エリアも、医療過疎が深刻化している。そんな中で、地域住民の健康を「家族単位」で守る鈴木医師。近隣住民にとっての安心感は計り知れない。(長田昭二)

 ■鈴木政夫(すずき・まさお) 1963年栃木県下野市生まれ。群馬大学医学部卒業。同大学院修了。同大医学部第二外科入局。群馬県立小児医療センター心臓血管外科部長、釧路孝仁会記念病院心臓血管外科センター長、モオカ内科・腎クリニックを経て、2019年5月から現職。日本胸部外科学会胸部外科認定医。医学博士。

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