【BOOK】吉本闇営業の謝罪会見で感じたこと、伝説の元広報が口を開いた 竹中功さん『吉本興業史』 (2/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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吉本闇営業の謝罪会見で感じたこと、伝説の元広報が口を開いた 竹中功さん『吉本興業史』 (2/2ページ)

 --200年企業に向けて吉本興業の未来は

 「大企業に成長して、芸人の数も増え、男の芸人が多いぶんハラスメントとかもあるでしょう。不良の美学とまでは言いませんけれど、“やんちゃくれ”はありだと思うんです。真っ黒と真っ白の二極じゃなくて、できるだけ黒に近い白の方がおもろくて、そのグラデーションがいいじゃないですか。今はいい人は白、黒の人は全部刑務所へ行けって感じ。グレーの幅の厚さが吉本のええとこですからね」

 ■『吉本興業史』角川新書 900円+税

 1912年に大阪で吉本吉兵衛(通称・泰三)・せい夫婦が事業を興し、「万才」に目を付け「エンタツ・アチャコ」のコンビが誕生し「漫才」という表記が生まれた。時代を半歩先取る手法で「100年企業」に成長するまでの紆余曲折の歴史。昨年は、闇営業問題で世間を騒がせ「吉本興業vs芸人」となる事態にまで発展。“芸人ファースト”を標榜するファミリーはいつ始まったのかも解く。「笑かすこと」が上位概念で「転んでも笑いながらタダでは起きない会社」。オモロイことを本気で追求する集団の実際が明かされる。

 ■竹中功(たけなか・いさお) 1959年大阪府出身。61歳。同志社大学法学部卒業。同大大学院総合政策科学研究科修士課程修了。81年、吉本興業入社。宣伝広報室設立、「マンスリーよしもと」初代編集長、よしもとNSCの開校、多数の劇場の立ち上げに携わる。よしもとクリエイティブ・エージェンシー専務取締役、よしもとアドミニストレーション代表取締役などを経て退社。広報、危機管理に関するコンサルタントなど活動は多岐にわたる。現在、ワタナベエンターテインメント広報顧問。著書に『お金をかけずにモノを売る広報視点』『謝罪力 仕事でも家庭でも「問題解決」に役立つ本』など。

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