【外食・コンビニ健康法】1本で優れた栄養バランス 「恵方巻」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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1本で優れた栄養バランス 「恵方巻」

 春の始まりにあたる立春は、今年は2月3日になります。新年が明けたと思ったら、もう立春とは月日がたつのは早いですね。

 この立春の前日が「節分」なのですが、今年は2月2日になります。2月2日になるのは、1897年以来、124年ぶりです。節分では、関東などでは豆まきなどの行事を行うのが習わしです。

 この節分の日に「福を巻き込むといわれる巻き寿司を、恵方に向かって無言で食べる」という習慣が全国的に定着してきました。この「恵方(えほう)巻」、起源については定かではないのですが、2000年頃から全国的にコンビニやスーパーで「節分巻き寿司」として展開したものが、定着してきているようです。

 恵方巻の定番の具材を見てみると、「うなぎ(穴子)、しいたけ、卵焼き、でんぶ、キュウリ、高野豆腐(だて巻き)、かんぴょう」などが定番ですが、最近では、海鮮巻きや韓国風のり巻きなどバリエーションが豊富です。

 節分巻き寿司に、「恵方巻」という名前を初めてつけたといわれるセブン-イレブンで、今年の恵方巻を購入しました。『7品目の幸福恵方巻ミニ』(278円+税)です。具材は、厚焼き玉子、おぼろ、シイタケ煮、 かんぴょう煮、酢レンコン、穴子、キュウリの7種類です。

 タンパク質の多い食材を中心に巻かれているので、この1本に野菜の小鉢をつければ、栄養バランスも整いやすいのり巻きです。のり巻きの良さはなんといっても、ご飯と具材をぐるりと巻いたのりです。

 のりは、海藻を加工してできた食品であり、海の栄養素をしっかりと含んでいます。海藻には、血圧を下げる働きやむくみ改善の効果が期待できるカリウムなどのミネラルが豊富に含まれます。そのほかにも貧血予防の鉄や、ビタミンである葉酸のほか、食物繊維も豊富で、血糖値の上昇を緩やかにしたり、腸内環境を整える働きもあります。

 また、しっとりとしたのりは咀嚼(そしゃく)回数を増やすことができ、食事のスピードを緩やかにする働きもあります。のり巻きは、食べやすさだけでなく、栄養バランスも整える食べ方といえます。

 ちなみに今年の恵方は「南南東」です。恵方巻は「恵方をむいて1本を丸ごと無言で食べきる」がルールのようです。コロナ禍となって、食事中の無言は新しいマナーとなってきてはいます。ただ、無言はともかく早食いはお薦めできません。

 せっかくなので、食べやすい大きさに切って、ゆっくりもぐもぐと味わいながら、健康と福を呼び込むのも良いかもしれません。

 ■浅野まみこ(あさの・まみこ) 1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に「『コンビニ食・外食』で健康になる方法」(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。

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