【麺喰いにつき】江東区で“不動”のツートップ! どちらも毎日食べたくなる「濃厚豚骨魚介」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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江東区で“不動”のツートップ! どちらも毎日食べたくなる「濃厚豚骨魚介」

 日本最大のラーメン激選区・東京。毎月50軒前後の新店がオープンしており、人気店の入れ替わりも激しい。そんな中、江東区では15年間ツートップが続いている。瞬間風速では順位の入れ替わりもあったかもしれないが2021年2月1日現在、日本最大級のラーメン検索サイト『ラーメンデータベース』では「吉左右」(木場)が1位、「こうかいぼう」(門前仲町)が2位。有名グルメサイト『食べログ』の江東区ラーメンランキングでは「こうかいぼう」が1位、「吉左右」が2位、という具合だ。

 「こうかいぼう」は01年10月オープンなので今年で20周年を迎える。駅からは少し離れているが、オープンしてすぐに話題になり、行列ができる人気店になった。濃厚豚骨スープに魚介を合わせたWスープにやや太めのストレート麺という組合わせ。チャーシューは厚めでホロッと柔らかくおいしい。麺やスープを少しずつ変えてはいるようだがベースは同じ。永く愛された味だ。

 夫婦でやっており、店の味をこう紹介している。「とにかくらーめんが大好きで、毎日食べたい店主が、研究を重ね産みだした、この1杯。初めは、ちょっと優しすぎるかもしれませんが、食べ進むうちに深みに気付いて頂けるハズ。1日1杯のみそ汁の如く、栄養になりながらくせになる」うま味調味料などは使わずにそれでもしっかりおいしく、まさに毎日食べたくなるラーメン。

 そして奥さんの神接客が素晴らしく、都内で接客上位の店を挙げると片手に入る。ラーメン学校などで講師をさせてもらうときにはこの店に行って“接客を学ぶ”ことをお勧めしている。

 一方の「吉左右」は06年1月オープンなのでちょうど15年。「夫婦2人でやっているので」という理由でマスコミの取材は原則お断り。それなのにずっと行列を作ってきたのである。

 頑固な店主がやっているのかと思うとそうではない。ラーメン作りに一生懸命な店主と接客が素晴らしいおかみさんの2人体制。店主は背中を向けていることも多いがちゃんと挨拶は返している。

 そして、15年もたつのに厨房(ちゅうぼう)がピッカピカ。和風スープならまだしも、濃厚豚骨魚介なのにこの奇麗さは素晴らしい。もちろんカウンターも奇麗。週4日営業で昼のみ。おそらくあとの時間は仕込みと掃除なのではなかろうか? 基本的に味は変えていないが今食べても古くささはない。ちゃんと今でもおいしい。

 共通点の多い2軒だが、こういうお店にこそ頑張っていただきたい。大変な時期ではあるが応援していきたい。

 ■ラーメン耳寄り情報

 こうかいぼう(門前仲町) 2001年10月創業なので今年で20周年。20年間ずっと行列を作ってきた人気店。濃厚豚骨魚介のラーメンはいまだに700円で提供。柔らかいチャーシューメン(写真)や水豚餃子も人気。奥さんの神接客も評判がいい。

 ■大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2020年12月現在で1万3000軒、2万6500杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営している。

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