【ぴいぷる】精神科医でマジシャン・志村祥瑚 思い込みの呪縛を解け 究極のメンタルトレーニング満載『人生のタネ明かし~成果を出す人に共通する心の秘密』 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【ぴいぷる】精神科医でマジシャン・志村祥瑚 思い込みの呪縛を解け 究極のメンタルトレーニング満載『人生のタネ明かし~成果を出す人に共通する心の秘密』 (1/2ページ)

 あるときはカードを操るマジシャン、あるときは悩める人を救う精神科医、またあるときは新体操日本代表のメンタルコーチ。しかしてその実体は……すべてです。

 「マジックと精神医学には『思い込み』という共通のキーワードがあります。マジックを見破られないよう注意をそらす『ミスディレクション』という技術が、思い込みに関わってきます。これを解くことができれば、充実した人生を楽しめます。僕自身、思い込みに縛られ、前に進めなくなった体験がありました」

 医師の家に生まれ、「自分は医者になる以外ない」と思い込んでいた。その一方で、父親が趣味にしていたマジックに10歳からのめり込んだ。

 「高校もマジック部に所属。『勉強しろ』という親の言葉は無視して1日8時間、トランプやコインをいじってました。通学の電車の窓を鏡にして、どの角度がいいのか研究しました」

 付属高から慶大医学部に進んだものの、マジックをし過ぎて留年する。

 「人生終わったと思いました。で、マジックで見返してやろうと思い、留年で時間はあるので練習に充て、マジックのコンテストを探しました」

 親には語学を習うと言って、米国のUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に1年留学するが、その間、ハリウッドの「マジックの殿堂」に通って修業。帰国後の2012年、ラスベガスのジュニアマジック世界大会に出場する。

 「親は猛反対で。隠れて準備をし、深夜便の離陸20分前に『ちょっとベガスに行ってきます』と家に電話しました」

 結果は、見事クロースアップ(観客との至近距離)部門で優勝。しかし、意気揚々と凱旋帰国するところなのに、鬱状態になってしまった。

 「自分はマジックをしたいのに親の影響で医学部に進んだでしょ? 自分のしたいこととは違っていたんです。かといって、医学部をやめてまでマジシャンになる勇気は持てなくて。悩みました」

 そんなとき、図書館で精神医学の本を読んだら、「思い込みが自分を制約している」とあって、「これ、マジックと同じだ」と思った。

 「マジックと精神医学は折り合いがつく、とわかったんです。そこで自分の『思い込み』が解けました」

 マジシャンは観客の「思い込み」をコントロールして楽しませるプロ。その技術を使って、思い込んでいる人を助けられるかもしれない。そう思ったら、一気に道が開け、人生に「イエス」と思うことができた。

 「高校時代は中間試験でオールAを取りたい、医学部に入りたいと結果を求めていました。でも、中間試験の次は期末試験でそれ以上の成績を残さなければいけないし、大学にも全国からすごい頭脳の人が入学し、さらに上を見てしまう。いつまでも自分が認められないということに振り回されていたんです」

 このように結果を求め、結果に縛られることを「ゴール・フォーカス」志向と呼ぶ。一方、自分の価値に沿う行動をすることは「バリュー・アクション」志向。これが成功につながるという。

 「例えば、僕の場合、いまこの瞬間にマジックや思い込みについてお話をすることで、充実感を得ています。これ、結果がなくても成功なんです。もし、何かいい結果が出たとしたら、それはあくまでボーナスと思えばいいんです」

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