【麺喰いにつき】鶏そばの“食べるスープ”が個性的 滋賀県野洲市の人気店が駒込に移転「ラーメン奏」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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鶏そばの“食べるスープ”が個性的 滋賀県野洲市の人気店が駒込に移転「ラーメン奏」

 私はラーメンと同様にJ-POPも好きで自分のパソコンに9200曲ほど入っている。それでもここ2年で1万8000曲からスリム化した。好きな歌はたくさんあるがスキマスイッチの「奏(かなで)」もその中の一曲。2004年発売のシングルだが最高位はそんなに上位ではないがゆっくり売れており、Billboard Japanの登場週数は167週でこれは歴代3位のスゴい記録。この曲は名曲だけあって38人(組)がカバーしており、私のiPhoneにも8組のカバーが入っている。最近だと阿部真央のカバーが秀逸でよく聞いている。

 そしてそんな店名のラーメン店がオープンしたので行ってみた。「ラーメン奏(かなで)」(東京・駒込)。本年2月5日、滋賀県野洲市の人気店(創業2016年)が駒込に移転オープン。野洲での閉店時は移転を惜しむ人たちで2時間半待ちの行列だったらしい。大阪の行列人気店「ラーメン人生JET」出身。店主公認で3番目の卒業生。

 看板メニューの「鶏そば」を注文。修業先に負けず劣らずの濃厚スープ。鶏ガラとモミジを大量に煮込んだらしいがスープ自体も濃厚な上に、細かい肉もたくさん含まれており、さしずめ「食べるスープ」。これは個性的でいい。都内にはあまりないタイプでたまらん。チャーシューはやや厚切りでうれしい。これが実においしく、次に来たときはチャーシュー増しだな、と心に誓う。メンマもなかなかのもの。

 麺は道産小麦を使った自家製中太麺。もっちりしていて濃厚なスープにも負けていない。スープ、麺、具、どれも素晴らしく、そりゃ別れを惜しんで2時間半待つかも、と思ったほど。もちろん完食完飲。今後は行列間違いなしだろう。

 帰り際、(店主に)単身赴任で東京に勝負に来たのかと思って聞いてみたら、「家族そろって骨を埋める覚悟で来ました」とのこと。気合の入り方も違う。この時期、地方から東京に来ることさえはばかられるのに、お子さんも含めての引っ越しとは…。店名の由来は「娘が子供につけようかと迷っていた名前です。響きが気に入ったから…それだけなんですよ」とのこと。

 ちなみにスキマスイッチのタイトルも『曲名はなかなか決まらなかったが「将来自分に子供が生まれたら男でも女でも『奏(かなで)』とつけよう」と決めていることを、ポロッと口に出したら決まった』のだそうだ。偶然だと思うがどちらも子供に付けようと思った名前から、というのも面白い。大変おいしかったので帰りはスキマスイッチの「奏」を聞きながら、機嫌よく帰ることができた。

 ■ラーメン耳寄り情報

 ラーメン奏(東京・駒込) 2021年2月5日、滋賀県野洲市の行列人気店が駒込に移転オープン。濃厚な鶏白湯スープ、負けない中太の自家製麺、厚めのチャーシューがそれぞれ実においしい。行列必至で早めに食べに行った方がよさそう。今のところ、昼のみだが落ち着いたら夜も始めそう。

 ■大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2020年12月現在で1万3000軒、2万6500杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営している。

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