【ベストセラー健康法】漢方で生理前の不調「気滞」を改善 『自分を傷つけながら生きるなんて、あんたどれだけドMなの?』 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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漢方で生理前の不調「気滞」を改善 『自分を傷つけながら生きるなんて、あんたどれだけドMなの?』

 最近、妻の顔色が悪い。娘がため息ばかりついている。その理由は、夫や父であるあなたへの不満…だけではないかもしれない。そこには、妻や娘自身さえ気づいていない隠れた不調の原因が潜んでいる可能性がある。

 今回紹介する『自分を傷つけながら生きるなんて、あんたどれだけドMなの?』(ダイヤモンド社刊)は、女性ならではの不調とその解決法について新たな視点を与えてくれる一冊。著者の堀ママさんは、出雲大社の参道で約100年続く老舗漢方薬局の4代目。婦人科を専門に、これまでにのべ5万件以上もの漢方相談を受けてきたという。

 編集を担当したダイヤモンド社の土江英明さんが「婦人科の不調がある人や、不妊、恋愛、夫婦関係の悩みを抱えている人、心身の疲れを感じている人に特に読んでいただきたいです」と語るとおり、女性の悩みに応える内容になっている。

 著者はゲイということもあって、文章はオネエ口調でユーモアたっぷり。随所に、キャンディーズや西城秀樹、中森明菜などの昭和歌謡のフレーズが登場するのも楽しい。

 一方で、アドバイスは具体的だ。たとえば、「1日2リットルは水を飲む」という美容法を「憧れのモデルが実践しているから」とマネしている女性もいるだろう。しかし、著者はこれに警鐘を鳴らす。成人が1日に尿や汗で排出する水分量は2・5リットル だが、食事から1・3リットル摂取しているので、残りの1・2リットルを飲めば十分だと説く。

 というのも、必要以上の水を飲むと、処理が追いつかなくなり、それがめまいやだるさなど不調の原因になることもあるからだ。漢方では、それを体内ヘドロがたまる「痰湿」や、水分過多の状態を表す「水毒」と呼ぶそうだ。

 また、生理前にホルモンの変化によって不調を感じたりイライラしたりする女性は多いが、「生理前だから仕方ない」ではなく、改善できる可能性もあるという。漢方では、生理前の不調は「気滞(気の滞り)」とされており、気のめぐりを良くすることが、不調改善につながるのだ。

 別項のチェック項目に当てはまるものが多ければ、気滞体質なので要注意。気滞の改善には、「大きくゆったりした呼吸」「ミント、柑橘系の香り」「香りの野菜(三つ葉、春菊、ミント、せり、パクチーなど)」「漢方薬(逍遥丸)」などが効果的だそうだ。

 本書では更年期についても言及。更年期に不快な症状やつらい症状が出るのは事実としながらも、血流を増やしたり、漢方やホルモン剤の力を借りるなど、工夫や知恵で楽に乗り越えることもできると励ましのメッセージを送る。

 さらに、ネガティブなイメージを抱きがちな更年期に対して、著者は〈人生の喜びも、苦味も涙も渾然一体になった複雑で深みのある味わいに熟成していくのが、歳を重ねるということ。そして、その熟成をさらに深めて、人生の新しい扉を開くのが更年期よ〉と語り掛け、読者に新たな気付きを与えてくれる。

 家族の不調に気づくことも一種の愛情だ。本書を妻や娘の机にそっと置いておけば、あなたの株も上がるかもしれない。(井田峰穂)

 ■「気滞」をチェックしよう

 □胸や喉に違和感、つかえがある

 □ストレスを感じやすい

 □便秘や下痢を繰り返す

 □胸やおなかが張る

 □慢性的な肩こり、頭痛

 □ため息をよくつく

 □生理前の症状がひどい

 ※チェックが多い場合、気が滞りやすい気滞体質になっているので要注意

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