【教えて愛先生! 不調リスクを減らす食薬習慣】ストレス軽減には「赤い魚介類」 慢性的な疲労感に必要な強力な抗酸化作用 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

ストレス軽減には「赤い魚介類」 慢性的な疲労感に必要な強力な抗酸化作用

 1年以上にわたる長い自粛や在宅勤務で人と会う機会が減って、コミュニケーションが家族や身近な人など、極めて限定的になりました。リモートでは、交友関係も思うように広がりにくかったと思います。

 今後、通勤・通学や飲食店をはじめ商業施設の営業時間などが少しずつ緩和されていくと、また以前のように様々な人との出会いが自然と増えていきますよね。

 人によっては、再び対面のコミュニケーションが復活することで、顔色をうかがいながら会話をしたり、複数の人と同時に円滑な人間関係を築くなど、かえってプレッシャーに思うかもしれません。「コロナは嫌だけど、リモートワークにより、ムダな打ち合わせが減ってよかった」と、リラックスして仕事にのぞんできた人も、これから人間関係や通勤時間など自分の努力ではなかなか思うようにいかなくなり、別の意味でのストレスが復活してくるのではないでしょうか。自粛をストレスに思う人もいれば、対面をストレスに感じる人もいます。

 ストレスがあると、注意力が散漫になり、怒りっぽくなったり、焦りを感じたり、ソワソワしたり、夜になると目が冴えてきたり、緊張状態が続いたり…と感情のコントロールがうまくいかない日もあると思います。

 このストレスに連動して起こるのが、自律神経の乱れや免疫力の低下です。そこで2回目はストレスを軽減する食薬習慣を紹介します。

 ■ストレスによる免疫の低下

 ストレスがかかると自律神経が乱れることは皆さんご存じだと思います。自律神経は、免疫反応に中心的に関与する白血球の状態もコントロールしています。

 そのため、ストレスがかかると活性酸素が増えることも免疫の低下につながりますが、白血球の状態の変化によっても免疫の低下を招きます。

 過度のストレスを長期的に感じたことで、体調を崩してしまった経験のある人は多いのではないでしょうか。

 漢方では、こうした体調不良を「気の巡りが悪い状態」と呼びます。柑橘系のレモン、ミカン、グレープフルーツ、ゆずなどの食薬で対策をとっていきます。

 ■“赤い魚介類”のアスタキサンチン

 ストレスが多い時には、ストレスに対抗するコルチゾールというホルモンが副腎から分泌されますが、長期的にストレスを感じていると副腎も疲れてしまいます。

 すると午前中のだるさ、慢性的な疲労感、物事への興味の低下など様々なことが起こります。そこで必要になるのが、強力な抗酸化作用、ミネラル、ビタミンなどです。これらをバランスよく含み、高タンパク質、低脂質で低カロリーの食材が、サケ・カニ・エビ、イクラなどの赤い魚介類です。

 なぜ赤が良いかというと、赤い色素であり強力な抗酸化作用をもつ「アスタキサンチン」をふくんでいるためです、

 また、エビ、カニ(ソフトシェル)などには腸内の働きを整える動物性食物繊維が多く含まれています。腸がよく動くことで、副交感神経が優位になります。

 乱れた自律神経を整えるためにも、“赤い魚介類”は役立つのです。

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ。秋田県出身。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣』『食薬ごはん』『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』など次々とベストセラーに。近著に『食薬ごはん便利帖』(世界文化社)。

関連ニュース

アクセスランキング

×