【人生100年時代 これから、どうする】大きく変化する今後10年 悲観的にならず「よりよい時代」へ - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【人生100年時代 これから、どうする】大きく変化する今後10年 悲観的にならず「よりよい時代」へ

 連載を続けてきた「人生100年 これから、どうする」も、今回で最終回である。

 思えば2019年6月、当時の麻生太郎金融担当相が、老後のお金2000万円必要とした金融庁の報告書を「正式な報告書としては受け取らない」と述べて物議を醸したが、現実的に考えれば2000万円どころか、人生100年を前提とすれば、年金の先細りや介護保険や医療費の自己負担率の増加などをかんがみて、4000万円、5000万円あっても足りないかもしれない。

 そもそも、年功序列も終身雇用もとっくに過去のものとなり、高齢者の貧困問題や格差の問題も顕在化してきているなど、この国の経済も先行きに暗雲が立ち込めていると言っても過言でない。そこに、新型コロナウイルス感染症が発生し、多額の税金を投入した東京五輪も海外からの招待客を受け入れないなど、どうなるか分からない状況に陥っている。

 まさに、40~60代前後の世代にとっては、この先の親の介護や自分自身が要介護状態になるリスクなどを視野に入れれば、その「2000万円すら確保できないのに…」と悲観的になる人も多いだろう。

 そんなこともあって、「人生100年時代、リタイア後に何しようか…」といったテレビコマーシャルのような夢を語れるのは一部の富裕層でしかないのではないかというニュアンスから、この連載が始まった。

 だが、悲観的にばかりなっていたところで、何もよい方向に向かうわけではない。

 これまでの方法論や考え方が大きく変化するであろう2020~30年の10年は地球環境などの問題を解決すべき10年と言われているが、社会のあり方も、共創、共助の時代へと急速にかじを切ることになるだろう。

 筆者としては、よりよい時代にシフトチェンジしていくことを願いつつ、読者の皆さんにとっても幸あることを祈念してやまない。=おわり

 ■「オヤノコト相談員」がアドバイス

 筆者の大澤尚宏が代表を務めている「オヤノコト」では、老後のお金や老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などの選び方、相続などについて、読者からの相談を個別に受け付けます。オヤノコト相談員がアドバイスします。相談料は5000円。ご希望の日時に都内会議室で相談員との面談を設定します。相談したい方は、夕刊フジ編集局「オヤノコト」相談係(ファクス03・3231・2670またはメールoyanokoto@fujinews.com)までご連絡ください。

 ■大澤尚宏(おおさわ・たかひろ) オヤノコトネット(www.oyanokoto.net)代表取締役。1995年に日本初の本格的バリアフリー生活情報誌を創刊。2008年、「そろそろ親のこと」をキーワードにオヤノコトネットを創業し、「高齢期の親と家族」に関わるセミナー講師や企業のマーケティングアドバイザーとして活躍している。近著は『そろそろはじめる親のこと』(自由国民社)。

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