【教えて愛先生! 不調リスクを減らす食薬習慣】発酵食品で腸内環境整えニオイ予防 肝臓の働き高めるショウガやネギ - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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発酵食品で腸内環境整えニオイ予防 肝臓の働き高めるショウガやネギ

 ソーシャルディスタンスが自然にできてしまうほど、人との距離をあける習慣がつきましたよね。マスクやパーティションもすっかり定着しましたが、それとともに、口臭や体臭の予防に、われわれは鈍感になっています。そろそろアフター・コロナを考えて、疎かにしてきた身だしなみに気を配りたいところです。

 この連載で何度か警告しているように、1年近い自粛やリモートワークによる運動不足、間食の増加、宅配サービスの出前などで、カロリーと糖質が過剰摂取になっています。

 漢方の考え方では、そのような生活をしていると腸と肝臓に負担がかかり、毒素が血中をめぐります。その結果、漂ってくるのが口臭と体臭です。今後、ソーシャルディスタンスが不要になったとき、知らず知らずの間に、周囲の人にニオイで迷惑がられるといったことがないように、対策をしていきましょう。4回目は、体臭と口臭を和らげる食薬習慣を紹介します。

 ■「腸肝循環」の悪化が体臭、口臭を生む

 嗅覚はマヒしやすい感覚器官です。わりと臭いと感じるニオイでも、3分間程度で慣れて順応するといわれています。そのため、自分のニオイがどんなに強烈だったとしてもすぐに慣れてしまい、周囲の人よりも自分のニオイに鈍感になるものなのです。

 とくに最近は、職場などでさまざまな“ハラスメント”が話題になります。「スメハラ」つまりスメルハラスメント(口臭・体臭による嫌がらせ)は、コロナ以前からとくにサービス業などで改善の取り組みが進んでいました。

 この際、ニオイの元となる不調をデトックス(解毒)しておきましょう。

 食事内容により腸内環境が荒れてしまうと、腸に発生した毒素が肝臓で解毒されることになります。そして、その処理能力を超えると無臭化されずに血中をめぐり、体臭や口臭となるのです。

 まずは、食物繊維が多い発酵食品をとって腸内環境を整え、アルコールの摂りすぎなどにも気を付けて、肝臓への負担をできるだけ軽減していきましょう。

 ■解毒を促す香草・薬味で消臭

 香草や薬味などの香り高い植物や野菜には、肝臓の働きを高めるものが多く存在します。

 例えば、パセリ、パクチー、フェンネル(ウイキョウとも)、バジル、ペッパー、紫蘇、ミョウガ、ショウガ、ネギ、ターメリック、クミン、ブラックペッパーなどです。

 香りが高い代表的な食材は基本的に腸内環境を整え、肝臓の働きを助けてくれます。

 口臭や体臭を消そうと、マウスウォッシュや香水などに頼る人もいますが、一過性の効き目では根本的にニオイの元は断てません。

 体の中から消臭する香草や薬味を毎日の食事に摂り入れながら、適度な運動や体調管理をしてゆきましょう。 

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ。秋田県出身。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣』『食薬ごはん』『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』など次々とベストセラーに。近著に『食薬ごはん便利帖』(世界文化社)。

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