【今から始めよう!70代まで働く健康術】アルコール・お菓子の依存傾向…試しに1週間やめてみては?  英オックスフォード大学で医学博士号・新見正則医師が説く - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【今から始めよう!70代まで働く健康術】アルコール・お菓子の依存傾向…試しに1週間やめてみては?  英オックスフォード大学で医学博士号・新見正則医師が説く

 新型コロナワクチンの接種が始まった。収束はまだまだ先だが、ようやく希望が見え始めたのかもしれない。「旅に行きたい」「酒も飲みたい」「いろいろなものも食べたい」--コロナ太りといわれても、肥満は身体によくないといわれても、「もう我慢はイヤだ!」。そう思う人の健康法を考えたい。

 「あれだめ、これだめの一方的な健康法は、私は勧めません。人生、楽しんだ人が勝者。死ぬまで現役で、毎日を楽しむことが充実した人生だと思っています」

 こう話すのは、新見正則医院(東京都千代田区)の新見正則院長。英オックスフォード大学で移植免疫学による医学博士を取得し、外科医であり漢方医として、長年、数多くの診療を手掛けている。

 「人間というのは、不健康なものにひかれることがあるのです。私自身も、50歳からトライアスロンに挑戦し、2年で236キロのレースを完走しましたが、故障はするし決して健康的ではない。でも、楽しいのです」

 新見院長は、帝京大学医学部准教授時代にトライアスロンに出場するために、ゼロから身体作りをはじめた。「運動嫌いで全く泳げなかった」そうで泳ぐ練習からスタート。それは、「挑戦している姿を見せないと愛娘に示しがつかない」という理由で、健康的な肉体を作るためではなかった。

 しかし、トレーニングを始めてみれば、日々の診療や後進の育成など多忙な業務に追われながらもはまっていく。結果、2年後に最も距離の長いレース「アイアンマン」に出場するに至った。

 「楽しく生きられれば、完璧な健康状態でなくてもよいと思うのです。とはいえ、アルコールや甘味類などに対して依存傾向がある人は、1週間だけ止めてみてはいかがですか。ダラダラ続けていると、本当に必要かどうかもわからなくなるからです」

 新見医師は、過去に肥満外来でたくさんの生活習慣病の患者を治療した。患者によって間食断ちは「無理」という人もいれば、「意外に平気だった」という人もおり、反応は人それぞれ。

 「平気だった人は、止めてみて初めて間食や飲酒が不必要なことに気づくのです。不要ならすぐに止められますよね。他人にあれこれいわれるよりも、ご本人が気づくことが大切といえます」

 もちろん、アルコール依存症といった病気には治療が必要だが、依存傾向なら、試しに1週間止めて心身の反応を確かめてみる。「お菓子が不要」になったなら、それだけでもダイエットにつながるだろう。

 「ひとつのものに偏ると不健康になります。日頃からいろいろなものを食べて、いろいろなことをすれば、その中のひとつが悪くても、トータルでは大問題にはなりにくいでしょう」

 新見医師お勧めの食生活見直しの心構えは別項を参考に。 (安達純子)

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