【ベストセラー健康法】「嫌いの原則」が心の健康への一歩! 『「嫌い」の感情が人を成長させる』 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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「嫌いの原則」が心の健康への一歩! 『「嫌い」の感情が人を成長させる』 (1/2ページ)

 「話せばわかる」「人と人は理解し合える」「1人でも傷つく人がいるなら、言うべきではない」-こうした言葉を本音では「嘘くさい」と思う人は多いだろう。窮屈さ、息苦しさを感じている人もいるだろう。そこでご紹介したいのが、「嫌い」の復権を唱える1冊だ。

 本心では誰か、あるいは何かのことが嫌いなのに、無理に好きになろうとしてストレスを溜め込んでしまうことはないだろうか。ときには、無理して好きなフリをしていることから、夢の中に嫌いな対象が登場するケースもある。これは精神衛生上好ましくない。

 「“嫌い”というのは人間の大事な感情なのに、現代社会ではうかつに口に出せません。まるで、あらゆるものを好きでなければならないかのような圧力がある。それがどれほど現代人の心の健康を損ねているか…。そのために陰で排除や中傷が起こることもある。上手に嫌ってこそ健康な社会ができるのです」

 こう話すのは、『「嫌い」の感情が人を成長させる』(さくら舎)の著者、樋口裕一氏=顔写真。多摩大学名誉教授で、250万部超の『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)でも知られている。

 世間には「嫌い」を口にするのは良くないという風潮があるが、本来「嫌い」があるのは当たり前。「嫌い」、つまり異論が共存することは多様性であり、「嫌い」は自他を見つめる第一歩、と著者は指摘する。

 重要なのは「嫌い」は排除ではなく、「共存」だということ。排除や拒絶につながらない上手な「嫌い方」の原則を、著者はこう説く。

 (1)感情にとどめる…嫌いはあくまで感情で行動を伴わせるのはNG。

 (2)客観を装わず、主観で語る…レビューなどは自由だが、客観で語るのは、自分を権威として他者を評価・判断する資格があると考えている行為にあたる。評論家ぶるのではなく、あくまで自分の立場から語るべし。

 (3)匿名で語らない…嫌いであることを公言する場合、自分の正体を明かした上で語るのが重要。匿名で悪口を書くなど言語道断で嫌う資格なし。

 (4)他人の「嫌い」を受け入れる…自分が何かを嫌うのであれば、他者が他のものを嫌うのも認める必要があり、誰かが自分の好きなものを「嫌い」と言っても、その違いを楽しむべし。

 (5)部分を嫌う…「坊主憎けりゃ…」はナンセンス。多くの場合、どこか一部が嫌いなはずで、どこが嫌いかメモすると、案外嫌いな部分が少ないことに気づくことも。

 (6)弱い者に嫌いを表明するときには慎重に…弱い者(ある人物の権力で被害を受けるおそれのある人)を嫌うと、排除につながる可能性がある。

 (7)感情的なままにしない…感情のおもむくままに嫌うのは、ヒステリックな悪口になる。

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