【東洋医学でコロナ「最終対策」 漢方薬の歴史は疫病対策から始まった】ワクチン接種、副反応の痛みを軽減させる! 鍼治療の細い鍼を刺す - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【東洋医学でコロナ「最終対策」 漢方薬の歴史は疫病対策から始まった】ワクチン接種、副反応の痛みを軽減させる! 鍼治療の細い鍼を刺す

 各地で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっているが、副反応を不安視する声も多い。そんな中、東洋医学で副反応を軽減させる方法を提唱するのが、内科医で、フジ虎ノ門整形外科病院(静岡県御殿場市)東洋医学総合診療科の関隆志医師だ。

 「厚労省のHPによると、順天堂大学が調査したワクチンの副反応として、頭痛や倦怠感などが非常に多いというデータがあります。一方、当病院では5月下旬に職員数100人が2回目の接種を終えていますが、一番多かったのは接種部分の痛みで、1回目・2回目ともに多くの人が局所の痛みを訴えています」

 多いのは、接種した夜あるいは翌朝に腕の痛みや腫れが生じたケース。局所の痛みに関しては、ワクチンによる炎症反応だろうと分析する海外の論文もあるという。

 その他に多いのが頭痛や倦怠感、発熱で、発熱の場合はほとんどの人が寒気を感じていた。また、一部に体の熱さや、ワクチン接種箇所以外(わきの下や接種した腕と反対の腕など)の痛みやしびれもあったという。

 「大多数は接種箇所に痛みが出て、寒気がした後に治りますが、他の人と違う症状が出た人の場合、治療中の病気があるという人が多いですね。めまいや吐き気、下痢、倦怠感などもありますが、体調が優れないときにめまいを起こしやすかったり、胃腸が弱い人が下痢になったりと、もともとの体の弱い部分が副反応に影響している場合が多いです」

 副反応を考慮し、接種した翌日には仕事などを休みにすることも有効だが、実は接種箇所の痛みには即効性のある方法があると関医師はいう。

 「私たち医師や病院の職員は、腕が上がらないと業務に差し支えるので、私が職員たちの副反応のケアにあたりました。実は痛みをその場でなくす方法を見つけたのですが、それは痛みを感じる局所に鍼(はり)治療用の細い鍼を刺してあげること。ほとんどそれで痛みが軽減しますし、その場で痛みがなくなった人もいます」

 ワクチン接種箇所以外の痛みであっても、痛い箇所に鍼を刺せばかなり楽になるそう。痛い箇所に鍼を刺すと聞くと、少々尻込みしそうだが、「髪の毛ほどの細い鍼なので痛みはない」。ただし、以下の人は注意が必要だ。

 (1)ワクチン接種後に限らず、脳卒中を経験した人や心臓に病気がある人は、血液サラサラ系の薬を服用している場合が多いため、非常に細い鍼でも内出血が起こる可能性があるため、医師に相談を。

 (2)脇の下や胸、背中など筋肉が薄い箇所が痛い人は、鍼が深く刺さり内蔵を傷つける可能性があるため、避けた方が無難。

 「鍼灸院で鍼を刺してもらうと良いですが、近所に鍼灸院がない場合、ボールペンの持ち手の丸いほうで強く押して離すと、痛みが軽減します」

 また、寒気がする人は、身体を温める食べ物をとり、生ものや生野菜、果物を避けること。首を前に曲げると骨が出る首のつけ根のツボ「大堆(だいつい)」に熱いシャワーをかけることもお風呂で熱めのシャワーをかけるか、使い捨てカイロをあてるのも有効だという。 (取材・田幸和歌子)

 ■関隆志(せき・たかし) フジ虎ノ門整形外科病院東洋医学総合診療科医師。東北大学医学部卒業。医学博士、東洋医学認定医(日本東洋医学会)。NTT東北病院、東北大学病院老年呼吸器内科、東北大学医学系研究科・先進漢方治療医学講座講師などを経て現職。東洋医学(漢方、鍼灸)を専門とする。

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